かわいらしい絵柄だけどそのままエロ同人にすると使いにくそうな画風のことだ。
最近とくに柔らかい絵だなと思うのは、プリコネとかシャニマスとか。
デレステも最近のカード絵は比較的柔らかめだと感じる。初期絵はそうではない。
柔らかいと呼ぶにはエロ寄りな気がするが、それでもほんわかした柔らかい線が支配的だ。
柔らかいか否か線上にいるのが、グラブルの絵。あれはオタク文化圏にあってオタク絵っぽくない独特の味がある。
硬いと感じるのは、クッキリしたエロゲ塗りだとか、セル画のようなもの。
Fateとかラブライブとか。あと客層が違うがドラゴンボールパズドラモンストみたいな線の強そうな絵。
それがどうしたって話だけど、シャニマスのインタビューで
これから入ってくる人たちに向けた時に、時代がもっと“柔らかく”を求めてるんじゃないかと言うか、ほんわかしていた方がいいんじゃないかという感じですよね。
という文章を見た時、「なんか分かる」という気がしたので言語化したくなったのだ。
この柔らかさっていうのは、最近のきらら系のような感じで、絵柄の柔らかさと作品の内面性の柔らかさ(日常とか軽い百合とか)を含めた潮流なのかなと思う。
とはいえ、まどマギのような非常に柔らかい絵で残酷な物語を展開する作品もあるし、大勢としては「絵は絵、中身は中身」だと思う。
さっき読んだこれでも、絵柄の柔らかさを仮面に使って重いストーリーを覆い隠すような挑戦的な作品もきちんとあると感じた。
プリンセスコネクトがRe:Diveした先は、リッチで、きらびやかで、壊れた世界だった - 購入権利配布所
http://gowagowamillion.hatenablog.jp/entry/2018/02/25/002633
他に自分が知るものだと、飯塚晴子絵のららマジとか、アニメだけれどクジラの子とか。
そういう柔らかくも気骨のある作品が増えるのは嬉しい。
ところが、こうした柔らかい絵で描かれるキャラたちに、従来のように「萌え」を源にする野性的で偏愛的な欲求の受け皿になってもらうのは難しい気がする。
自分の中の性的な衝動をデフォルメして、それを「萌え」としてキャラにぶつけてきたオタクたちは、方向転換を強いられる。
これからのキャラに向けられるのは、「尊さ」「癒やし」のような庇護的、慈愛的な感情を源にする博愛の拡散力だ。
こうなってくると、キャラ側のバリエーションにしてもにも見る側の客層にしても、性別の垣根が低くなってくる。
えっむしろそういう絵柄こそが萌え系だと思ってたんだけど
App Storeの審査を通らないんだろ。欧米に検閲される仕組みがあると血や暴力が総スルーされる一方で日本で人気のコンテンツは弾かれやすいから、そういう対策してんじゃないの?