2018-02-22

彼女ケンカして思ったこと。

3年前の話。彼女公園ピクニックに行った。

その道中、私は仕事愚痴彼女にこぼしていた。

人間関係仕事における目標必達のプレッシャー・・・

まあ仕事をしている人なら分かると思うが、良くある愚痴だ。

その尽きぬ愚痴の中で、私はこういった持論を展開した。

正義が勝つのではなく、勝った方が正義

仕事上のみならずジレンマに陥った時に、よく用いる持論である

世の中、何が正しくて何が間違っているかなんて、その正誤は誰にも分からない。

少なくとも私は、「自分がそうしたい!」と思ったことを実現できたら正義だと思っていた。

この考えが、彼女にはよく分からなかったような顔をするので、たとえを出した。

電車で移動中だったので、電車内での痴漢の話でたとえた。

電車内で痴漢騒ぎが起こった場合、その場には痴漢をされた人と、痴漢行為を疑われている人がいることになる。

この場合

痴漢行為が認められた  = 被害者の勝ち

痴漢行為が認められない = 容疑者の勝ち

となると、被害者はまず容疑者を確保した上で、防犯カメラ確認証人を募ったりするし、容疑者冤罪であれば否定したり、その場から逃げたりする。

真実はさておき、お互いの実現したいことが正反対であるので、勝ち負けが発生する。

どちらかが完全に屈服したら勝負あり

こういった対立は、日常では良くあることだ。

正社員非正規社員格差問題、男女の処遇格差下請けいじめ、などなど。

対立があれば争うのは当たり前であり、中には和解という結末をみせることもあるが、

根本的には勝ち負けの世界だと考えている。

今の仕事待遇も、誰かが争って勝ち取ってきた権利であるし、不満があれば組合を通して再び争う。

争い抜きで歴史は語れない。

しかし、このたとえ話はセンスが無かったようで、

彼女は「あんた頭おかしい。」と言って、激怒してしまった。

彼女曰く、「痴漢被害を遭った人は、声をあげたときの周りから視線などを気にして、

泣き寝入りすることがほとんど。仕事も休めないし、勝ち負けなどではない。圧倒的に痴漢行為をした方が悪い。」

後になって激しく後悔したが、私はすぐさま反論してしまった。

「だから、そこで泣き寝入りしてしまうから、もう負けている。」

自分が正しいと思うなら、ちゃんと主張した方が良い」

ケンカエスカレートし、険悪な雰囲気になってしまった。

お互い無言が続くなか、

「こんな争いはしたくなかった。彼女を屈服させたかったとか、そんなことはもちろん考えていない。」と心の中で思った。

そう思うことが、私の考えが間違っていることの証左なのだろうか。

もう少し丸くならないとな、と思った。

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