2018-02-21

乱文失礼します。

男子フィギュアスケート日本代表選手の皆様、おめでとうございます。私も氷上の踊りを見るのは大好きなのです。心から祝福させて下さい。

でも私は世間に対してちょっと気に食わないことがあります。「羽生選手宇野選手ゲームアニメが好き」「宇野選手ガチゲーマー携帯ゲームでは課金も」という報道です。どこか、まとめサイトニュースサイトだったと思うのですが、はっきり覚えてなくてごめんなさい。

私は宇野選手が「ゲーマー」「ガチゲーマー」と読んで心が踊りました。私も生粋ゲーム好きでしたから。

しか宇野選手が遊んでいるゲームとして挙げられたのは「ベイングローリー」「シャドウバース」「荒野行動」と言ったスマホゲーム。私はこれらを見てちょっと落胆してしまいました。その記事に「携帯ゲーム『では』」と書いてあっただけにスマホゲームしか紹介されていなかったのもえ〜っ…てなります

まず「ベイングローリー」はMOBAと呼ばれるジャンル戦略シミュレーションゲームアプリで、競技性の高さが人気のいいゲームなのですがスマートフォン向けということで少しだけカジュアルな作りになっています。というのも元々MOBAパソコン発のジャンルであり、基本的に画面の小さなスマホパソコンゲームフォロワータイトルを開発しようにも少しずつ要素をオミットすることが必要なのです。実際ベイングローリーは人気PCゲームLOL」「DOTA2」に似ている面もあり、どうせ「ガチ」ならPCゲームを挙げて欲しかったです。ベイングローリーは確かに良いゲームですが、スマートフォン向けのゲームで「ガチ」などとまるでコアゲーマーであるかのように報道されるのには疑問符が付きます。まあ「もっと本格的なゲームが、素晴らしいものがあるから注目してほしい」という感情的ものからでた言葉に過ぎませんが。

また「荒野行動」。これは2017年空前絶後の大ヒットを記録したPC/TVゲーム「PUBG」のフォロワーです。「PUBG」は「100人で撃ち合い、残った一人が優勝」という、ゲームとしては本当に面白いルールの銃撃戦ゲームなのですが、中国スマホアプリ荒野行動」はこれをパクったものです。ゲーム性はもちろんのことグラフィックインターフェースまで酷似している完璧な丸パクリゲームなのですが、スマホゲーマーには馴染みの薄い銃撃戦ゲームということ、スペックの低い端末でも動作するということ、そもそもスマホゲームプレイヤーPCゲームなど知らないということなどが重なりこちらも日本で大ヒット。「荒野行動」は今一番流行っているアプリの1つなのではないでしょうか。

私も「荒野行動」を遊んでみたのですが、やはり「PUBG」のパクリだけあって面白いです。

ただPUBGは実写映画顔負けのグラフィックだったのに対して荒野行動はハリボテ感満載の「これ10年は前のゲームだよね…」という…

またスマホゲームということで指で画面が隠れて没入感や競技性、操作性は低くなっているし、やはり「荒野行動」は「本格!ガチ!」と騒がれるのは違うかな…と思いました。それに中国十八番パクリですよ。なのに擁護する日本人が多くいるのは驚きです。中国ドラえもんなどは叩くのに、「荒野行動」は自分がやっているから叩かないのですね。都合が良すぎる。

いや、確かに宇野選手ゲーマーです。全然良いんですよ。ゲームを遊ばない方やスマホゲームしかしない方もたくさんいらっしゃるのは承知です。

ただスマホの(簡易的な)ゲームを遊んでいて硬派だ本格だ言われると、私の思う「本当のゲーム」、また「本当のゲームファン」が蔑ろにされている気がしてなりません。「ゲームといえばアプリ!」な時代になってきているのも分かりますアプリゲームもとても楽しいです。ただ、もっと素晴らしく、もっと文化的で、もっとのしい、PCゲームを知ってほしい。「ニーアオートマタ」を知ってほしい。「風ノ旅ビト」を知ってほしい。「ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド」を知ってほしい。

他の記事には負けず嫌いゲーム好きの象徴としてか「大乱闘スマッシュブラザーズ」や「モンスターハンター」関連のお話も載っていました。知らない人向けの記事っぽかったのですが、これらは100万本以上を売り上げる、かなりメジャーな、小学生も遊ぶようなゲームです。

ツイッター民フィギュアスケート選手モンハン好きのゲーマーオタク歓喜だろ!」

いや…そうなのか?もし仮にあなたが「モンハン」「スマブラ」をやっているだけでドヤ顔して「ゲームオタク」を名乗るのであれば、今すぐにでも飛んでいって様々なゲームを買ってあげたいです。

もう1つ。宇野選手の「課金は強くなるための手段」と言う発言話題になり、私含めスマホゲーム課金者はちょっと嬉しい気分になっていますね。ただそこには何があるのか?「携帯ゲームには課金も」とあたか携帯ゲーム課金するのが特殊であるかのような見出しもありました。

いや、実際特殊なんでしょうけど、その状況は少しおかしい。

アプリストアやSNSへの書き込みを見ていると「たかゲーム1000円も払うか!w」「課金してないから○千円のアプリは高いよ、無料にして…」という意見が驚くほど多くあります。これはゲームを遊ぶ立場として、たとえ無課金だとしても書き込むべきことなのでしょうか?ましてや、開発者の目にも触れるであろうアプリストアレビュー欄に。

娯楽を享受するには基本的生産者がいますテレビウェブサイトではそれを広告の形で、遊園地ならば入園料の形で、無料ゲームならば課金の形で。

ゲームというもの開発者が汗水垂らして徹夜で限られた時間お金のなかプランニングし、プログラムを書き、音楽を作り、絵やアニメを描き、3Dグラフィックを作り、インターフェースを調整し、デバッグし、プロモーションし、…

たとえスマホゲームであれ開発者たちの魂がこもった作品であることは確かなのです。そしてそれを娯楽としてプレイヤー享受しています

それに対して「課金!?」と言うような書き方はアレやなあと思いました。

…また、正直「たかゲーム」「無料にしてくれ」などは無礼まりないと思います

宇野選手発言ある意味正しいです。そしてそれが我々課金者を盛り上げてくれています。ただの楽しい話です。

ただそれによってこれまでスマホゲームユーザーの多くが貫いてきた課金はしないという姿勢は少し目立ったと思ったのです。そのような考えの人には、ちょっと考えを改めてほしい。

課金でもいい、楽しんでいるならいい。でもみんなを楽しませようと思って作ったものを「たかゲーム」「無料しろ」はやめてくれ。

この気持ち悪いオタクを装って書いた文章が何かの手違いで人に読まれフィギュアスケート選手ゲーム及びゲームファンイメージダウンに繋がりませんように。

  • そうそう、それでさ私が言いたいのは、「たいしてゲームを知らない癖にレビュー欄とかでああだこうだゲームを語るな」って事です。任天堂しか知らないのにゲーム界の博士気取りの...

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