■真っ暗なんだ。
15歳のとき。
僕の未来は真っ暗になった。
過剰期待していたクラスは半分学級崩壊していた。
部活でもうまくいかなかった。
夏になって、糸が切れた。
恐怖から逃げるように、叫んだ。
何度も親が来て。
注意されて。
戒告を一回受けて。
暗闇が続いた。
そのうち、迷惑をかけることはなくなった。
だけど、もう遅かった。
僕に居場所はない。
だけど、歩かねばならない。
でも、どうやって?
暗闇の中をどうやって歩くの?
希望も見出せないまま、
家庭研修は過ぎて行く。
ツイートシェア
ようこそ ゲスト さん