2018-02-15

醜形恐怖について

わたし10代の頃、自分の顔が嫌いだった

パーツが変にはっきりした古臭い顔立ちが嫌いだった

アイドルみたいな、目が丸くて顎や鼻が小さい童顔が羨ましくて、1時間以上も鏡を見て落ち込んだり、自分の顔が恥ずかしくて学校に行けない日があったりした

でも、あれから10年くらい経って自分の顔が嫌いではなくなった

それは自分の顔と年齢や体型が合ってきたりだとか、化粧を覚えたといった表面的なことや、人との関わりの中でちょっとずつ自分承認していったりだとか色々あった末なんだけれど、とりあえずあの頃の容姿に対する苦しさはびっくりする程なくなった

だけどあの頃の私に「そんなの今だけの悩みだよ、大人になればどうでもよくなるよ」だとか「生きてればいいことあるよ」だなんて言っても救うことは出来ないだろう

未来確証や誰かの共感なんて意味なかったあの頃の私が目の前にいたら、きっと何も声をかけてあげられない

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