ここで言う(私の考えると読み替えてもおk)「攻略」は、システムを分析して、ボスのパターンを把握して、稼ぎ場を探してパターンを作り出して……そういった事の積み重ねから産まれる「制圧」の快感みたいなもんかな。
パターン見きれてなかったりシステム理解しきれてなかったりね。
その状態で手探りで頑張って最悪レベリングの暴力で叩き伏せるのが「下手くそプレイなりの攻略」であって、それはそれで「脳みそ使わず無理やり制圧した」って気持ちよさはあるんだけどね。
でもそれとは違う完全にゲームの内容を読み切って、最短ルートや超効率プレイで「完全制圧」してしまう「攻略」を見たくなる日もあるのですよ。
長年自分が根性攻略ばかりしている反動か、そういった「完全制圧」の見たさがだいぶ溜まっているらしいんだよね。
だからゲームを自分でプレイするよりも他人の完璧なプレイを見るほうが楽しくなってしまった。
最近のRTAブームとかはまさに「完全制圧」の極地みたいなもんだし、解説をしっかり入れてくれる動画も多いからとても助かってる。
そんでその動画に夢中になっているうちに可処分時間を自分がゲームやるのに回せなくなってきた。
すっかりはゲームが「プレイするもの」から「見るもの」になってしまったのは自分の中での大きな変化を感じる。
元スポーツ少年が試合の観戦ばかりするおっさんになったり、プレイヤーからプレイングマネージャーを経てすっかりマネージャーになって現場に出る時はもっぱら監督役になって手を動かさなくなったりするような、そういう変化が起きてる。
それが悪いわけじゃないけど、人生に変化が起きていく程度には自分も年取って来てるんだなあとふと思ったよ。
自分はこんな理由で動画を見てるから、凄い上手い人の徹底的に編集された動画が大好きなんだけど、世の中には逆に下手な人の生放送とかが好きな人もいるんだよね。
これは妄想の域をでないんだけど、そういう人は私と違ってゲームが上手くて自分で遊ぶと自然とゲームを「攻略」して「制圧」していけてしまうから、根性で攻略したりする姿を見るのに飢えてるんじゃないのかなと。
下手なりに上手くプレイ出来るようになったり、簡単なパターンを見抜けずに何度もボコられて、最終的には特定の攻撃の回避は諦めてポーションがぶ飲みでボス戦を乗り込むようなプレイを体験しなれてないから、他人のプレイで追体験したがるのかなと。