2018-02-10

ウサギ

ベランダで飼っているウサギのムカつく事を書く。

引っ越す知合いか押し付けられて仕方なく、ベランダに大き目のケージを置いて、ウサギを一匹飼っている。

家に来た当初は1年未満の比較的小さな体で、なかなかかわいかった。

しかし成長して骨っぽい体格になったいまは、あまりかわいいはいえない。

餌や掃除のためにケージへ手を突っ込むと、毎回のように噛まれる。(そう痛くはないのだが)

仕事へ行く日中はカゴの中に押し込め、帰宅後の夜はベランダへ出してやる。

ケージから出すと、ベランダの中を走り回り、跳ね回る。

かわいいと思える時もあるが、しばしば超ムカつかされる。

ウサギネズミに似て器用なので、前歯と鼻先でいろんな事を器用にこなす。

ある日、事情で数日ほどケージへ入れっぱなしにしたところ、餌を入れたトレイをひっくり返しやがった。

餌のドライフードがケージの下の糞尿トレイへ散乱。

こちらも超ムカついた。

ケージの中のウサギの頭をつかんで、トレイの縁へ押し付ける。

ウサギは当然、嫌がるのだが、そこを無視して力技で「躾」。

ウサギはいろんな物を噛むのが好きらしい。

ある休みの日、うさぎケージから出したのを忘れて、ベランダ洗濯物を干していたら、いつの間にかウサギが部屋の中へ入った事があった。

その時には気づかなかったが、Wifiルータが繋がらないので調べたら、電源アダプタから先のケーブルが3箇所もスパッと切れてた。

これはけっこうムカついた。

しかし、ウサギケーブルを切ってから既に半日くらい経っているので、時差の関係で罰をあたえる事ができない。

その日は我慢する事にした。

別の日、ケージのドアを明けて餌を入れようとしたら、スルッとウサギベランダへ出てしまった。

出す時ではないので、ベランダのあちこちへ逃げ回るウサギを追いかけ回した。

何回か背中を捕まえるのに失敗した後、ウサギの方も逃げ方がハンパなく必死になってきた。

最後洗濯機の奥(デッドエンド)逃げ込んだところで背中を捕まえて持ち上げた。

そしたら、生まれて初めて、「ギャーッ!」って声を2回叫んで、超臭いナラを漏らした。

そのまま、ケージの中へ放り込んで、あちこち逃げ回った罰に、ケージの中のウサギの鼻っ柱へパーンと、指を弾く。

その後で、頭をケージの床に10秒くらい、押さえつけてやる。

そしたら、ウサギの興奮が止まらないのか、後ろ足で「ダーン、ダーン」とケージの床を踏み鳴らしはじめた。

これはネット記事うろ覚えだが、ウサギの威嚇だったかもしれない。

それはお前がする事じゃないだろと思い、こちらもケージの前で「ダーン、ダーン」とベランダの床を踏み鳴らしてウサギに応えてやった。

時間も無いので、その日はそれでおしまいにして出社した。

そんな風に罰を与えると、ウサギもしばらくは覚えている。

イジメるために飼ってる訳ではないので、仲直りの儀式をする。

ケージの中にいる時は、まあとにかく、鼻の頭や首筋をさすってやる。

うちのウサギは飯よりもさすられるのが好きらしい。

5分くらいさすってやると、全てが水に流されるようだ。

ちなみに餌を食べてる最中でも、さすりだすと食べるのを止めて、目を閉じて、気持ちよさそうにする。

ウサギベランダに出している時には、ニンジンを使う。

こちらの事を警戒して寄ってこないので、まずはゆっくりと1mくらいの距離まで近づく。

そしてニンジンの先端を鼻先へやって一口食わせる。

ウサギは甘い味のニンジンが好物なので、何口か食べると、だんだん警戒心が薄れて近寄ってくる。

手が届くところまで来たら、鼻先をさする。

まだ飼っている最中なので、この話にはオチが無い。

またムカつく事があったら、ここへ書いて憂さ晴らししたい。

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