人生の一番つらいときに元気をもらったアイドルがいたなんてよくある話で、例にももれず私もそうだった。
朝から始発まで働く日々があっても、昼休みはそのアイドルを見て元気を出していた。
卒業なんて言えば聞こえはいいのかもしれないけれど、前向きな卒業じゃないと知っている。
卒業して女優として、1タレントとして頑張ります!みたいな、そういうのじゃないんだ。
うまく言えないけどこれからの戦略としてお前らはいらないと切り離されただけの卒業だ。
(言い方が乱暴になってしまったけれどスタッフさんたちから愛されているんだろなと思います)
だからこの先、あのアイドル達の空間の、あのライブはもう生まれないのだ。
一生。
もしアイドル達が個別にメジャーデビューしたって「あのライブ」はもうない。
(もちろんメジャーデビューしてくれるならめちゃくちゃ嬉しい!!)
はじめてのワンマンライブのとき、公演中の9割泣いてたなとか。
いろんなところに連れて行ってくれたなとか。
いっぱい思い出してしまった。
というのは本心だし、当たり前だがこれからも私の推しだからそう言ってあげればいいのに。
でも、悲しくて悔しくて、当人たちが気丈にふるまっているのもまた、ぐっとくる。
私たちは元気をもらっていたのに、何かしてあげれていたのだろうか。
悲しくてご飯も食べれない、眠れない、泣きたくないのに涙が止まらないみたいなことって本当にあるんだなあ。