我々はハッセが何故2ちゃんねるにてこのような狼藉を働いたのかという
疑問を解決するため、彼らの住所である松戸に向かった。
「まだ若者にこんな人間がいるのか…」
思わず口に出てしまった言葉を、失礼だと同行した後輩に咎められた。
東京勤務者が住むような一軒家、その周辺に住む近隣の人間、
そして彼らは余所者で身なりのいい我々を、監視する様に見詰めている。
金離れだの、一軒家離れだの、マンションブームだの、SNS社会だので浮かれていた
我々は、改めて2ちゃんねらーの現状を噛み締めていた。
カラオケボックスで面会したのは彼一人
我々を見るなり全てを悟ったのか、涙ながらに
「申し訳ありません」と我々に何度も土下座して詫びた。
我々はこの時初めてハッセを許そうと思った。
誰が悪い訳ではない、彼を生きた歪な人生が全て悪かったのだ。
我々は彼の知人から貰った野菜を手に、
打ちひしがれながら東京への帰路についた。
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