今年も1月17日がやってきた。
阪神淡路大震災から23年目だ。
被災地である神戸の公園では震災の起きた時間に慰霊の集いが行われたというニュースが今朝も流れていた。
既に23年も経っているのに…だ。
被災地以外に住む人間だから思う事かも知れないが、慰霊の集いのニュースを見て
「この人達はいつまで震災の亡霊に取りつかれているのだろうか」と感じた。
大きな災害でも20年も経てば被災地には、その災害を知らない世代が増えて来る。
災害の傷跡を引きずる事が悪いとは言わないが、災害を知らない新しい世代が増えて来た時、
その新しい世代から見れば傷跡を引きずる人々は「亡霊」という印象を持たれる事も有る。
ニュースに映った慰霊の集いの映像から、私は亡霊の集いの様な印象を受けた。
20年以上経っているんだ、もう慰霊の集いを止めても良いんじゃないかな?
止めずとも、慰霊の集いの形や、あり方を見直すべき時期に来ているのではないだろうか?
少し、話は変わるがこんなニュースを見た。
神戸新聞NEXT|総合|県の復興借金、いまだ4386億円 重い地元負担
兵庫県は震災時に復興費用を県債(借金)で賄ったが、その借金の返済が未だに終わっていないという話。
4386億円の借金が残っているそうだ。
復興のための費用が20年以上経つのに借金として自治体に残っている。
それはその自治体の発展にとって大きな妨げとなっているのだろう。
正しく、震災の亡霊(借金)が未だに被災地を苦しめているという印象を受けざるを得ない。
報道特集消えちゃうだろ