勤めている会社が、進出しているエリアで、少し話を聞いたわけで、思ったことをつらつらと。
僕は、多分そのエリアに先遣隊じゃないけど早い段階で、しかも深く関わった社員の一人なのだけど。多分、部署内では一番早かったのではないかな。他の人も行ったことがないではないけど、僕と同レベルにそのエリアの人達と仲間になった人は多分いなかろう。
結局、この仲間というのが大事なんだろうけど。
そのエリアの人達ってのは僕の勤める会社の親会社ではないけど、主要なお客様な会社の人達で、だから僕にとっては他社の人達で、むしろだいぶ気を使わなければならない人達なのだけど、まぁ、何個かのプロジェクトを無事に終わらせるために協力しあって、結果、多分自分の会社の人達よりも仲良くというか、仲間意識が僕にはあった。
だからこそ、最近進出した同じ会社の他の人達から、その人達の悪口というか、都合の悪いことへの愚痴を聞くと、なんとなく、嫌な気持ちになるのだ。多分、彼らの立ち位置を分かっているからこそ、そしてうちの会社としてそこは上手くやらなきゃならないところだと分かっているから。上手くいなせない、うちの会社の方々があかんのだ。お互いの立ち位置を分かった上でこそ交渉は成り立つものだろう。
でまぁ、僕が一切関わらなかった、そのエリアでのある仕事について、うちの会社の仕事について、それはだいぶ悪い評判が聞こえてくるのだ。無駄に時間をかけてる割に仕事が進んでいないだの、コミュニケーションがうまく取れていないだの。
そのプロジェクトを担当したのは、年上ではあるけど僕と同期で、まぁ、僕はそこそこ頑張ってると思う。彼は、結婚して、友達もいっぱいいて、家も建てて、多分、世間体的には彼女いない歴イコール年齢で友達もろくにいない母親と同居の僕なんかよりよっぽどリア充で、きちんとしたまともな人生を歩んでる。けれど、まぁ仕事について言えば、多分、僕の方がずっと、コミュ力が高いらしいのだ。馬鹿げた話だ。
多分、今までそのエリアで仕事してきたのは、自分のことを言うのもなんだけど、自分を含めて、お客様にとって優秀な、社員ばかりだったのだ。
それが、僕の会社のスタンダードとも言える彼らが、出てきて、イメージがガラリと変わる。彼らが、うちの会社のスタンダードなのだ。
仕事には、仕事に関わらず向きとは向きがあるし、それは多分他者には無理やり変えようのない事実。そんな、向かない彼らをいかにして優秀に育て上げられるか、そこに、会社の今後はかかっているだろうに。
「できる」ところを見繕って見せてはいるけれど、裏側はそこまで「できない」人達ばかり。それがうちの会社だ。
それが、勘違いをして膨張しすぎている。
これから、いつ化けの皮が完全に剥がれるか、怖いようでいて楽しみなものだ。
それとも、化けの皮は剥がれないまま会社は存続してゆくのだろうか。
組織をでかくしていくには、できない人をいかにできるように育てるか、向かない人をいかにしてできるように育てるか、それが大事だと思うんだけどな。できる人ばかりが集まるわけではなかろーに。
それくらい、分からないではなかろーに。
僕も一線を引くことにしてるし、さて、これから彼らを会社はどう使ってゆくだろう?
怖いようでいて、楽しみ。楽しみなようでいて、メチャクチャ怖い。
組織について、思うところは多々あるけれど。 今度は内側からいろんな話を聞いてみて。 やっぱり、この会社無理じゃねーかなぁ。 いつ崩れるかの話で。 俺なんてまだまだ下っ端だけ...