論語の一節「学んで思わざれば罔(くら)し。思って学ばざれば殆(あや)うし。」の注釈として、宮崎市定は次のようなエピソード(創作?)を記している。
「むかしある農村の青年が非常に数学が好きで、小学校を終えたあと、農業に従事しながら十年か かって数学上の大発見をしたと、町の中学の教諭に報告してきた。何とそれは二次方程式の解き方であった。中学に入って習えば一時間で済むことなのだ。独力 でそれを発明する力をもっと有効に他に使えば本当に有益な研究ができたかも知れない。」
でも、世の中的には、二次方程式の解法は学ぶ必要がないらしい。
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