当方女で、自分の父親がそれなりにきちんとした人だったことをありがたいと思った話をする。
仕事に必要はないけど、株価に詳しかったり経済的な知識がしっかりあったり、正しいと思ったことはきちんと実行していく人だった。
仕事人間だったのが、配属された仕事の中で家事や子育てが大事だと気付き、ものすごくよく遊んでくれた。
とても好きだった。
私は父親がそういう人でなかったら男性不信になっていたかもしれない。
小学校では男子は口汚くひどいことを言ってくる嫌なやつばかりだった。
でも傷つけられるばかりだったからいい思い出とかないよな。
高校では帰り道に変質者に遭遇して体を触られた。
恐ろしくて誰にも言えなかった。
ちょっと仲良くなった男子は、自分がされた親からの虐待じみた体験をなぜか得意気に語り、酔っ払うと暴れて手がつけられなかった。
この時点で自分に近づいてくる男子はろくなのがいないということに気付いた。
自分からいった男子にはことごとく彼女がいたり振られたりした。
漠然と自分の子供がもちたいと思っていたので、そのためには結婚する必要があるよなーとは考えていたが、ろくでもない男子と結婚するくらいなら一人で生きる方が絶対楽だと気付いた。
なので結婚は本当に一緒にやっていけそうならしてもいいけど、そんな人とは出会わんかもしれんしDV男を先に見破れんかもしれんから、とにかく結婚しようとしまいと子供がいようといまいと続けられる仕事に就くことにして就活をした。
男なんて信用できない。
うちの父みたいな尊敬できる男って世の中にほとんどいないんかもしれんとさえ思うようになった。
もう顔とかどうでもいいから、信用できる人、自立した人、それだけでええねん。
でもそういう人が私を好きになってくれる可能性もほとんどないから、一人で生きる覚悟を決めよう。
最高だった。
そして男子に絶望した私は故郷に帰って就職し、たまたま出会えた信頼できる人と結婚して二人の子供を産んだ。
でもお互いにいつ何が起こるかわからないし、嫌いになることだってありえる。
そんなに好きな仕事でなくても。
そうすることで本当に対等でいられる。
この時間を積み重ねていくことは、いつか相手が困ったり病気になったりしたときに支えていく糧になる。
そんな風に思える。
結論。
自分に興味をもってくれる男子にはほとんどろくな人がいなかった。
が、父のおかげで、男性不信にはならずにすんだという話。
これ男女逆でも成り立つ気がする。
男の人もひどい女ばっか見ると結婚とかどうでもよくなるよね。
なので、親が尊敬できる人間であるってのは大事だしラッキーなことだと思う。親じゃなくてもいい、信頼できる大人の異性が一人でもいれば、異性不信にならずに済むのではないか。
こんな自分語りを最後まで読んでくれた人がいたら、ありがとうございます。
こういう話で、「まあ最終的には運よくいい人に会えたんですけど」みたいな展開よくあるけどさ じゃあその良い人とどう出会って、その人がそれまでの信頼できない男子とどう違った...
逆に言えばミサンドリーの大半は、まともなパパに恵まれなかった腹いせを その辺の無関係な男にぶつけているだけとも言える
(追記) こんなに見てくれた人がいたことにびっくり。 ありがとうございます。 信頼できる人に会えたのは、自分が意識した行動としては ・男性は顔はどうでもよく、自立心があり...