「残業時間の制限が厳しいので部下の分の仕事を引き取った結果過労死」
という悲しい事件。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20171219/k10011263411000.html
悲しいなぁと思ったけどまさにうちの職場のことだと思った。
私は組合員なので時間外の制限があるし、個人的に体調がここ数年すぐれないこともありあまり残業はしない。
上司者その分を誰か他の人に、としようとしても結局制限があるので最終的には自分で処理することになる。
私は上司に「これはできません」といえるけれど、
上司はさらに上の人(大抵役員だ)に「これはできません」とはいえないのだ。
進捗や実績が悪ければ役員は私の上司をなじるし、実績データを作れだの新しい施策をしろだの、新しい商品をやれだの、どんどん上司の仕事は増える。
しかし増えてもその仕事を上司は我々部下にばらまくことはできない。
ある一定までは残業もできるが、どちらにしても部下の残業時間を増やしたら上司の評価も下がるからだ。(削減必達目標かあり、できないと部署の評価が落ちてひいては上司のボーナスや昇進が悪くなる)
部下としては残業しなくて良いので割りと楽な勤務環境だが、上司の立場になったら最悪だよなーと思っている
そのため、管理職登用試験は全て断っているし、最近はそういう若者が多いらしい。
ますます次世代の管理職が育たないので現行の管理職が疲弊している悪循環である。
管理職登用試験に受からなければ管理職にはならなくて済むので、よほどの理由(子供の教育費が必要とか、特に嫁が専業主婦の人は受けないと子供は育てられない。逆に子無しで嫁も働いていると世帯年収はそこそこあるので受けない)がないとうけるひとがいない。
管理職になったら負け、が染み付いている。