そもそもタイトルから分かりにくくて申し訳ない。けどね、自分が中高生ぐらいのときから何となく違和感を覚えていて、「自分は他の人と違うんじゃないか」と不安になっていたことがきちんと言語化されたり、定義づけされたり、原因究明されて「そういうことか!」と腑に落ちたことがいっぱいあるのでそれを書きたかった。
具体例を挙げると「空気読めない」「コミュ障」「発達障害&アスペルガー症候群(この二つを一緒にしていいのか分からないけど)」あたりが一番私を救ってくれた。人付き合いが基本的に苦手で、皆が暗黙の了解としていることが理解できず、「どうしたの?なんで?」と聞きまくっても答えてもらえなかったり、会話のキャッチボールが上手くできなくて飲み会とかで会話がはずまなかったり、ちょっと自分から話しかければ仲良くなれるかも知れない人にうまく声をかけられなかったり…というさまざまな現象が「空気読めない」「コミュ障」という言葉でくくって説明できる。そして世の中に自分と同じような人種がいっぱいいて、コミュニケーション下手ゆえに苦しんでいるということに救いを感じる。
あと、私は不器用で、仕事でも家事でも複数のことを同時進行でやれない。例えば仕事で一つのことに取り掛かろうとしているのに途中で電話がかかってきて、「そっちの用件も速攻でやれ」とか言われるとパニックを起こす。元々締切のある仕事でもぎりぎりにならないと取り掛からないタイプなので、そこに想定外の仕事が割り込んで来たりするともう大変。しかも自分のペースで仕事を進めたいので、自分が「こういう順番でやろうかな」と思っているものを上司とかに「○○をすぐやれ!」とか言われてペースを崩されると相手を殺してやりたくなる。あと、部屋や書類の片付けも苦手。絶対に捨ててはいけないものとかなくしたらやばいものは早めにファイリングするようにしているんだけど、途中段階の半端な代物をその辺にほったらかすのでカオスな状態になってしまう。
ぎりぎりにならないと仕事とかに取り掛かれないのは、単にスケジュール管理能力が低いだけかも知れないけど、複数のものを同時進行できないことに対して、「それは能力不足じゃなくて一種の病気なんだよ」と言ってもらえたらどれだけ救われることか。正直どこかの医者に「この人は発達障害だから仕事を早くやれとせっついたり、同時に何種類もの仕事をやらせないようにしてください」という診断書を書いてほしいぐらい。「仕事を休みたいから「この人はうつ病です」という診断書が欲しい」というのと同じ発想だとは思うけど、出世とか上司の評価とかどうでもいいから自分のペースで最低限の仕事だけやっていきたい自分にとっては切実な願いだ。ま、こういう輩が増えるから「特に心身に問題のない健康な人」の負担が増えるんだとは思うけど。