2017-12-10

[]イキイキマンボウ人の富裕家庭

 イキイキマンボウ社会において貧富の格差比較的すくない。

両親が雌の富裕家庭が7~8人の卵をすべて孵化させて育てるのに比して

片親が雄でいつづけるような中流家庭は受精させる卵を1~2人に限るからだ。

 子育て費用財産の分与が両者の差を埋めるのだ。

 しかし、自分財産をできるかぎり完全な形で子孫に残したい

と考えるのは金持ちの常である

社会的法的に制限されているにも関わらず、あの手この手で1人の子供を選んで

財産を集中させる試みが見られた。

 その場合財産の大部分を継承するのは「長女」であることが多かった。

きょうだいで一番最初に雌になれたイキイキマンボウ人は

それだけ肉体的精神的に優れていると思われたからだ。

 結果的富豪の7~8人きょうだい競争は熾烈を極め、

早く成長しようと食べすぎて過食症になる者、出世払いしてまで着飾る者、

カンニングをしてでもテスト高得点を取ろうとする者など、

虚栄心を求める子供であふれかえった。

 しかし、明らかな虚栄心で早く雌になった富豪の子供は、

将来的に雄に戻ってしまうことが知られてからは、この継承戦にブレーキが掛かった。

 イキイキマンボウ社会において、貧乏な雄であることは恥ではないが、

裕福でありながら雄であることは人前に出られないほどの恥なのであった。

https://anond.hatelabo.jp/20171209004703

記事への反応 -
  •  冬眠する増田アース人が宇宙に進出し、増田アースに残った人々が 絶滅した後、極度に汚染された環境が生き残った生物に突然変異を強制した。 その影響もあって、次に増田アースで...

    •  イキイキマンボウ人社会において貧富の格差は比較的すくない。 両親が雌の富裕家庭が7~8人の卵をすべて孵化させて育てるのに比して 片親が雄でいつづけるような中流家庭は受精...

      •  イキイキマンボウ人社会のあるところに、イキイキマン太郎と イキイキマン夫という貧しいが気の合う二人がいました。 富裕家庭では雌同士のカップルが当然になるイキイキマンボウ...

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん