2017-12-08

ストロングゼロ文学

残飯由来バイオエタノールの刺すような臭いチクロの人工的な甘味。そしてあとに残るサッカリンの苦さ。

平成時代のそれとは似ても似つかない現代の配給品ストロングゼロ。あの、手軽で多種多様な味わいは、恵まれ自由経済や穏やかな日々と共に失われてしまった。

平成の終わり、それは平和に成った日々の終わりでもあった。

しかし、今もなお、この極東の島々で人は生きている。ここにはかつてと変わらないこともある。

鼻を突く臭いに耐えながらストロングゼロをのどに流し込む。後味の苦さを避けるには飲み続けるしかない。胃に広がっていく粗悪なアルコール感触

火照る体に目を閉じて考える。

今のストロングゼロサッカリンの苦みがあるからストロングゼロ飲むと苦みがあとからくるんだけど、飲んでるうちは感じないから飲み続けて苦みを感じる前に酔えば苦みを感じる前で酔うからあんま苦くない。だから飲むかーってなると全部飲んですぐ次のむかってなるからみんな飲むんだと思う。薬でおんなじ味だしね。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん