消極的事実の証明だから立証責任を免れるというわけではなく、立証責任の配分において考慮すべき一要素でしかない。また消極的事実の証明だからといって、必ずしも困難とはみなされていない。
論理学でも数学でも科学でも、「無い」ことの証明は普通に要求される。アインシュタインはエーテルの存在の否定から、光速度不変の原理を確立した。N線や永久機関はどこにもないとした。
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