幼少期は綺麗なストレートヘア。さらさらすぎてヘアゴムが落ちるレベルで、自分でもこれは自慢の髪だなと思っていた。
中学生になるころには全体がうねうねして、どこからどう見ても癖毛の人になってしまった。
親は「大人はわざと髪にパーマをかけるのにパーマいらずでいいじゃないか」とポジティブな言葉をかけていたが、どう見ても汚い癖毛なのに……。
校則は清潔感のある格好をするように求めているんだから、この髪こそ速攻で禁止されるべきだと日々思い悩んでいた。もちろん縮毛矯正をかけたかったが、親から資金援助は得られなかった。
そのまま高校入学。縮毛矯正をかけられず、高校デビューもできず。
高校1年生の梅雨時期に本当にしんどくなり、縮毛矯正をかけたいと親に頼んだがここでも拒否。もう死ぬしかないな、とお風呂場でカミソリを1時間くらい眺めていたけど死ねなかった。
お風呂から上がると、さすがに1時間風呂場にこもっていた私を可哀想に思ったのか、親から許可が出た。死ななくてよかった。
女の子扱いされるようになった。癖毛時代を知らなかった人から告白された。先生も良かったね、と褒めてくれた。
その後も縮毛矯正をかけ続け、このまま一生続けるのかな?と思っていたのに、大学生になったあたりでホルモンが落ち着いたのか癖がなくなってきた。
今は逆に縮毛矯正と疑われるほど完全にストレートで、髪自体もとても柔らかくなった。
今日、美容師さんから「いい髪質、うらやましい」とコメントをもらってとても嬉しかったので増田に書いておく。死ななくてよかった。