「無能な足手まとい」問題で「一人残らず無能でないことってかえって不自然」みたいな意見を見る
確かに現実には無能なのに立場があったり重要な場面でしゃしゃり出て来る人間はいるだろう
「そもそもそのリアリティいるの?」っていう視点が必要だと思う
名探偵コナンとかに「短期間に殺人事件起きすぎだろwww」って冗談で突っ込まれることがあるけど
「だからコナンはリアリティがなくてクソ」とか真顔で言い出す人がいたらちょっとアレな人かなって思うでしょう
「バイキンマンはジャムおじさん殺せ」とか「あれこれ設定があったところで人型ロボットはどう考えてもありえない」とか
「いやそこは言わないお約束でしょう」っていう部分がどんな作品にでもあって
もしもそういう嘘=お約束=リアリティを無視した部分が全くない作品があるとしたら
多分それはドキュメンタリーかノンフィクションになるんじゃないでしょうか
どこをリアルにしてどこでファンタジーにするのか、するべきなのかっていうのはその作品の狙いだとか、描きたいものによって変わってくるっていう
個人の嗜好的には人間ドラマとか社会問題がメインテーマの作品でない限り
「無能が足引っ張って話を動かす」展開は控えて欲しい派
乱用しなければあっても気にしませんけど
あと関係ないんだけど、そういう風に何かしらの嘘を含んでいるのが物語なので
「そんなことあるわけないじゃん」とか「こんなのありえないじゃん」みたいな否定の仕方って
登場人物全員が基本的にミスしないせいで話が作れなくなり その突破口代わりに無能キャラが配置される それがご都合的すぎてリアリティが無くなるって話じゃないの まともに働いて...