凄く今更だけどボーカロイド衰退に関するあれこれに思うことがあるのでちょっとだけ書きます
もちろんニコニコ動画利用者が減って再生回数が少なくなったことは事実だけど、だからと言ってボーカロイド界隈が衰退したかというと一概にそうは言えないというのが個人的な意見です
でもニコニコ動画の再生回数が少なくなったことについては事実で、その原因の1つに「ボーカロイド界隈から出て今も音楽活動をしている人達の活躍」が大きく関係してると思います
http://natalie.mu/music/pp/hachi_ryo
この中に
「バンド崩れと言うか、バンドをやりたかったけどダメだったみたいな奴が、さらにオルタナティブな選択肢としてボカロをやる。クズたちの受け皿みたいな感じで機能していて」
確かにボーカロイドがまだ未知のものだった時代では、ボーカロイドがメインカルチャーになり得る可能性がありました
だからこそ音楽活動をやりたかった人達の受け皿として機能していたように思えます
しかし今現在ボーカロイドはサブカルチャー的な扱いですし、ボーカロイド楽曲とJ-pop楽曲は別の括りで扱われることが多いです
そんな中「バンドやりたかったけど、イマイチだったからボーカロイドやろう」と考える人がどれ程いるかと言うことです
ボーカロイドだけずっとやって行きたいと考えてる人達には今も昔も状況は変わらないと思いますが、ボーカロイドを別の音楽活動の代理として考えてる人達はそもそもボーカロイド界隈ではなくボーカロイド界隈から出て今も音楽活動をしている人達がどうしているのかという部分が見えているのではないでしょうか
ボーカロイド界隈から出て今も音楽活動をしている人達で大きく活躍しているのはやはり米津玄師ですが、実はアニソン系の楽曲提供者もボーカロイドPだった人達が多いです
逆にそれ以外で大きく活躍していると言える人達が少ないのも事実
特に、バンドやシンガーソングライターやバンドとして出ている人達で米津玄師の次に有名なのはおそらくwowaka率いるヒトリエですが、初動1万枚行かないような状態です
これでは「バンド崩れ」の人たちがボーカロイド界隈に夢を見るのも難しいです
メインカルチャーの盛況なくしてサブカルチャーは受け皿として機能しないというのが持論です
ハチがマジカルミライのメインテーマとして投稿した「砂の惑星」で一時期ボーカロイド衰退に関してあれこれ議論が交わされていましたが、そもそも受け皿だけ大きくなるなんてことはあり得ません
つまりボーカロイドが今一度盛り上がる為には「ボーカロイド界隈から出て今も音楽活動をしている人達」が活躍することが必要だと思います
長々書きましたが、こんな見方もあるんだな程度に思ってください
追加
初動じゃない指標が欲しいなら自分で調べて欲しいんですけど、ボーカロイド楽曲がよくコンピとかでCD発売してるので対比として初動売り上げの数値を出しました
上澄みがプロデビューして投稿をやめていくなかでよく保っていると思うし、最近はむしろ盛り返しつつあるような印象もある。 つーか、わざわざボカロとプロを対比して語る必要もな...