2017-09-24

女王様人間の女になった瞬間

世の中には金を払ってまで女性に踏まれたい人間がいる。何を隠そう私がその種の人間だ。

いつから女性に踏まれたい、叩かれたいと思っていたかは分からないが、その気持ちが強くなってきたのは大学生の頃だった。

その頃には普通女性とお付き合いしていたが、全く物足りなかった。

普通恋愛関係や肉体関係に全く興奮しなかった。

そんな違和感学生時代を過ごし、私は社会人になり就職した。

少しばかりの金を持ち、私が向かった先はSMクラブだった。

SMクラブ風俗とはなかなか違う仕組みになっている。

風俗は客が風俗に行き嬢と規定プレイをするものだが、SMクラブは金を払って「奴隷になりたい男」と「女王様になりたい女」をセッティングしてもらえる場所だと思ってもらえればいい。

セッティングしてもらったあとは女王様奴隷自由になる。店はそれからは関与しない。

要は「SM見合い」だ。実際結婚した人もいると聞く。

私がセッティングされた相手希望もありなかなか美人な人だった。普段医療系の仕事をしているようだが、名前も年齢も知らない。私がそれを希望たからだ。

女王様は私の他に2匹奴隷を飼っていたが、数年間の間で他の奴隷とは縁が切れて私だけになったようだった。

ところで、SM女王様とは高度な専門職であることをご存知だろうか。

例えば鞭で言えばただ力任せに叩かれても痛いだけだし、優しく叩かれても痛くないだけだ。奴隷のその日の状態や状況を敏感に感じ取り、こまめに調整していくのには高度な知識テクニック必要だと言っても過言ではない。

から本当に生命危機に瀕することは一切しないし、障害などが残ることもしないのがお約束だ。

が、私はそれを破った。

女王様奴隷となり4年が過ぎた頃の話だ。(ちなみに、女王様とは4年間1回もセックスをしてない)

私は決心して「玉を潰してほしい」と伝えた。

プレイじゃない、本当に玉を潰してもらいたかった。

文字通り再起不能、一生使えなくして欲しかったのだ。

女王様普段見せない表情でうろたえた。

そして次に私を説得した。

絶対に後悔するからやめたほうがいい。私もやりたくない」

私はそれでも食い下がった。絶対に潰してもらいたかった。それ以外考えられなかったのだ。

次の瞬間、女王様は泣いていた。

グスグスと音を立て、目から涙を出して「女性のように」泣いていた。

その時私は何かがスーッと引いていく音を聞いた。

そっとその場から離れてもう二度と戻らなかった。

それ以降、誰かに踏まれたいと思うこともなくなった。

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