隣に座った時の、脚を見る視線や、そわそわした感じで、嫌な予感がしていた。
寝たふりをした。
そのままウトウトしてしまい、はっと起きると、降りる駅はまだだった。
隣の人から話かけられた。乗り換えの質問だった。内容がいかにも簡単だった。坂道を転がる自転車に乗っている気分だった。
ところで、私は**から来たんです、と言われた。やっぱり、と思った。あ、そうですかー。と言って、寝たふりを再開した。
たぶん口説かれるだろうと思ったからだ。
女って感じだなぁと思った。
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