家電量販店で、PCや大型家電が売れない、売れても値切られる、
若い店員が驚くほど扱っている商材を知らない、勉強しようとする意欲がない、
フラグシップモデルを売り、単価アップを図りたいが、安い製品ばかり売れてしまう、
全体的にネット通販に流れている、そもそも売れる次のヒット商品がわからない、
みたいなニュアンスの話を人づてに聞き、
「当たり前」だと思った。
一般消費者向けのモノがかつてほど売れない理由は、増えない収入と時間のなさ。
人付き合いが苦手なタイプも、一人で楽しめる趣味にしか投資しない。
競合は、他社製品ではなく、他のお金のかかるさまざまなサービス。
「カネで時間を買う」必要に迫られているフルタイム勤務のパワーカップルや、
今は日用品扱いに格下げとなり、若い世代は画面が割れたままでも気にせず使う。
もうスマホもかつてほど売れないとなると、
いよいよ誰でも知っているような大ヒット商品はなくなり、
どう楽観的に考えても、対策を打っても、
もうモノは何にも売れない。