2017-09-15

なんでこんなにお酒飲みたいんだろう

数ヶ月前に20歳になった。

この誕生日が来るまで、サークル飲み会やら何やらに顔を出してはいたけど、お酒を頼んだりチューハイを開けたりすることはなかった。

未成年飲酒は法で禁じられているかである

18歳(高3)と、18歳(大1)はあまりにも違う。大学に入った途端、偏差値なんか関係なく、医学部生だろうが何だろうが周りは嗜んでいた。

それでも何故か、私は抗っていた。いや、そもそも法律で縛られているのだから私が正しいはずなのだが。大学生になった途端にみんなは酒に溺れ踊らされるように見えた。その波に乗るのは躊躇われた。

といっても、誕生日数ヶ月前ともなってくると飲みたくて飲みたくてしかたなかった。最早そこには意地しかなかった。

誕生日を迎えた。最初の一滴は赤ワインにした。渋みと共に、身体……特に胴体を駆け巡るアルコールの粒を感じた。とっても美味しいとも思わなかったけど、初めての「飲酒」という行為に私は酔いしれた。

それからというもの、ことあるごとに私はなんだかお酒が欲しくなった。といっても、家で飲む気はしなかった。酔いが回って家族と対面したところでお互い損するばかりとしか思えないかである。(し、これはこの文章を書きながら気づいたことだが、酔いが回った自分と親が対面することによってそれまでの関係性がまた変わってくることが怖いのだろうと思う。)

サークルの、気を許した仲間たちと飲むのはとても楽しい。でも、ビールやらハイボールやらをまだ愉しめない子供舌の私は、まだ酒というもの自体を愛しているとは言えないだろう。

飲酒のその先にある、酔いという時間。これが好きだ。私というキャラやら殻やら武装やらを脱いでも言い訳ができてしまう。別に普段素面ときも十分居心地のいい居場所だけれど、酔いという言い訳は、私が心から笑い、素直に振る舞い、可愛らしく振る舞うことを許してくれる気がするのだ。こんなこと考えながら飲酒するのもなんだか変な話だしなんか嫌だなとも思うけど、それでも、私にはそんな口実が必要なのだ

合宿の時、日本酒で初めていわゆる「潰れた」状態になった。記憶は断片的に残っていて、すごく恥ずかしい。世界一◯恋の某寺くんみたいに、いろんな人に絡み酒……というか、「私達が潰れて心配して迎えに来てくれたの?ありがとう!」だの「えー(ペンションの)部屋に帰っちゃうのー!なんでー!」だのと、私はダル絡みするタチだったらしい。

でもそのダル絡みの中で、奴に合宿中に、心に引っかかっていたことを話して、なんて言われたかはわからないけど、頭を撫でられたことだけは忘れられないのである

今は多分、だからお酒が飲みたい。キミに弱みを見せさせて欲しい。私のカッコつけとか、何もかもを捨てて、素で吐露したい。キミがつらいとき素面できちんと真面目に受け止めさせてほしいし、私がつらいときは話を聞いて欲しい。

その口実に、キミといるときお酒が飲みたい。

  • ( *ˊᵕˋ)ノˊᵕˋ*)

  • 結局、 https://anond.hatelabo.jp/20170915230635 この”奴”とは一ヶ月前に付き合うことになった。 すごく好きだ、これは嘘偽りない。 でも、タバコはダメだ。 ---------------------------------------- 奴...

    • お前よりタバコの方が好きって事だぞ。だからやめないしやめられないんだよ。 残念だがタバコをやめる事はないだろうな。

      • 快楽物質(ニコチン)に勝てるわけないわな エロ漫画じゃあ常識だ

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