2017-09-03

左派リベラル民衆に届く言葉を語れ、と言うけれど

右傾化する庶民「バカ」傲慢に冷笑し、切り捨てるのではなく、その庶民にこそ

届く言葉を発すること。スペイン学者たちがやっていることは、実はたいへん高度な技だ。

だがそれに学ばない限り、左派に日は昇らない。」

(「勝てる左派」と「勝てない左派」(ブレイディみかこ)より)

https://twitter.com/sionsuzukaze/status/606233512870445056

この手の言説、左派リベラルが何十年も前からずっと言われてきたこと(私もそれ自体は全くの正論だと思う)だが、

じゃあそれならばと、せっかく高校無償化子ども手当て、あるいはオバマケアなどの政策を実現させ、十分とは言えないながらもそれなりの成果を上げてもなお、

やれ「満点じゃない」「ここやあそこがダメだ」「だから支持するに値しない」・・・とあれこれ難癖をつけられた挙句選挙は敗れ、

せっかく作った制度下野によっておじゃんになり、後には「口先だけの無能政権」というレッテルけが残され、

挙句安倍自民大阪維新トランプや、最近だと都民ファーストみたいな、どう見てもしっちゃかめっちゃかな連中が

「彼らは成果を見せている。口先だけのあいつら左派とは大違い」などとちやほや持ち上げられる・・・というのでは、みんなバカバカしくなって、

左派野党ももうそのうち誰も「俺たちはもっと庶民に届く言葉を語ろう、届く政策を作らなきゃ」などと思わなくなるんじゃないか?という気がする。

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