2017-08-28

AV女優にすら拒絶されて童貞のまま死んだAV男優

ラブホに消えていくカップルを恨めしそうに眺めて、唇を噛みしめてアダルトビデオを借りて朝方までオナニーして寝る。その繰り返しだった。

から巨乳が好きだった。飯島直子の胸の膨らみで、何回絶頂に達したかからない。芸能事務所から何年間も無視された鈴鹿は、

AV男優で有名になる変化球 を思いついた。社会的地位が低いのが玉に瑕だが、大好きな巨乳を舐めて吸って顔を埋めて、

お金もらえて有名になれれば最高までいかないが、プライドの高い鈴鹿も納得できる範疇だった。

二十九歳。V&Rに男優志願した。若ハゲキモチ悪いルックス竹本テンプルすわに受けて、出演を果たした。

竹本とすわは顔がキモチ悪くて、ハゲてるから面白がって呼んでただけだったが、鈴鹿加藤鷹のような圧倒的な存在を狙っていた。

何本出演しても女のコに嫌がられ、セックスまでたどりつかない。予定と全然違う男優生活だった。

女はホストみたいな男優が触ると喜ぶくせに、鈴鹿が触ると睨んで「キモイんだよ」なんて言いだす。

社会的地位が低い男優すらつとまらない現実絶望し、悩みすぎて神経を崩壊させていた。三十一歳。

『うわさのミスコンパオン3』の頃は舌の痙攣がとまらない神経症に冒され、やることな生活が災いしてアルコール依存になっていた。

ハゲがつむじまで達して、恐ろしくおでこが広い波平さんみたいなルックスになったとき鈴鹿はようやく キムタクみたいな圧倒的勝者の芸能人になることを諦めたのだった。

鈴鹿イチロー最後の出演AVは、「いじくり絵日記」という作品だった。

神戸から青春十八切符を買って各駅停車東京に行くと、紋舞らんという巨乳女がいた。

柔らかそうなお椀乳は鈴鹿が長年妄想し続けた巨乳のものだった。

今日だけはセックスしたいと強く願ったが、舌の痙攣で口元が締められない鈴鹿が近づくと紋舞らん露骨に嫌な顔をした。

出演者たちに笑い者にされ、いつものように他の男優たちがキモチ良さそうにファックを決めていた。

鈴鹿我慢ならなくなって、出番を待って控えていた紋舞らんの乳に手を伸ばしてしまった。

アイドルのように笑顔を振りまいてた紋舞らんは優しい女の子と思っていたが、鬼のような目をして鈴鹿の手を払いのけて

監督! 変な男がいるんですけど」と叫んで撮影は中断となってしまった。

「こんな現場では仕事はできない」と怒って、 大騒動になり、すわの説得でなんとか撮影は終わらせることができた。

鈴鹿はなぜ自分が触ると怒るのかわからなかった。「こんな仕事できない!」と怒りまくる紋舞らんを眺めて、鈴鹿はある人生を左右するある決断をした。

「今度のNHKのど自慢大会で入選しなかったら、俺死ぬから……」そうポツリと呟いて、肩を落として神戸へと帰っていった。

スタッフたちがみた、鈴鹿最後の姿だった。二週間後、鈴鹿イチローは自宅マンションから飛び降りた。AVで一度もセックスをすることなく、アスファルトに頭を叩きつけたのである

  • https://anond.hatelabo.jp/20170828110455

    気の毒な人物とは思うが。女優だって相手を選ぶ権利があるし、相手がどんな思いを抱えていようと、生理的に対応出来ない相手を強く拒む権利はあるだろう。 彼なりのプライドみたい...

  • https://anond.hatelabo.jp/20170828110455

    これが全てだよね。 女はホストみたいな男優が触ると喜ぶくせに、鈴鹿が触ると睨んで「キモイんだよ」なんて言いだす

記事への反応(ブックマークコメント)

アーカイブ ヘルプ
ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん