勿来は漢文読み下しにすると「来る勿れ」、クルナカレだ。
つまり「来るな」という意味である。
そこで「~してくれるな」の表現として登場するのが「な~そ」だ。
いわゆる係り結びと呼ばれる方法である。
とするとこういう表現ができあがる。
「な来そ」(ナコソ)だ。
不具合、無愛想、不合格、無精、不養生、不出来、不格好などのように日本語の場合、否定の文字は熟語の文頭にあらわれる。
したがって、「勿来」という表現になるのもむべなるかな、ということになる。
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