2017-08-21

テレビ番組再現映像役者の演技で泣いた

8月18日放送の「爆報!THE フライデー」は、1973年10月21日に滋賀銀行山科支店女子銀行員

4億8000万円もの金を横領していたのが発覚して逮捕された「滋賀銀行9億円横領事件」を特集

という番組家族が見ているのを後ろで眺めていたが

その女子銀行員X役の役者の演技で泣いた

泣けて泣けて涙が出てきて

見終わったあと自分の部屋に隠れてひとしきり泣いた


事件のあらすじは、

交際経験のなかった36歳の銀行員の女Xが10歳年下のギャンブル狂いの男Yと交際を始めて段々貢がされていきとうとう銀行の金を横領までしてしまうという顛末なんだけれども

Xが出世してしま自分仕事を引き継がれて横領がばれそうになった時の動揺の手の動きの演技など、とても上手かった


何よりYとの交際当初の、

レストランで年下の恋人に頼られて「はいっ」とお金を出すところの笑顔仕草がすごかった

愚かさや子供っぽさや健気さや幸福と悲しさが渾然一体となったすごい「はいっ」だった


自分経験とXの境遇は似ていないし、Xに似た知人もいないし、

何が一体これほどツボに入ってしまったのか

事件顛末事態ある意味凡庸だし、それほどXの境遇時間をかけて迫っていたわけでもないし

なにより実在のX本人の人格や心情と再現映像のそれとはあまり関係のない別物と言っていいだろう

からこれはやっぱりあの役者の演技に泣かされたのだと思う

あの「はいっ」から色んな情報を読み取らされて涙が出てきたのだ

あい番組再現映像に出てくるのは無名役者だろうけど、それでも役者というのは凄いもんだと思う

  • こういうのたまに思わぬとこにあったりしてすごいよね。 俺はちゃんと見つけたぜ!感みたいなのも。

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