おじいちゃんは心臓発作でポックリとなくなり、おばあちゃんは5年位老人ホームに入った後になくなった。
お盆の帰省の際に、父方のおばあちゃんのお見舞いに行っていた。
多分本心だろうな、という風に思った。
なくなったという知らせを聞いた時、「あ、やっとお迎えが来たんだな」というふうに思ったことを覚えている。
帰省するときは母方の実家に泊まるので、母方の祖父、祖母にはとてもお世話になっていた。
しかし今では、おじいちゃんは耳が遠くなり、体も思うように動かせなくなってきていて、かなり辛そうに見える。
会話をしていても、反応が遅かったり、会話が噛み合わなかったりする。
おばあちゃんは、5年くらい前から入院していて、言葉が話せなくなっていた。
こちらの話しかけに対してちゃんと反応しているように見えるが、言葉が返ってこないので実際のところは分からない。
また、寝たきりで体は痩せ細って、骨も変形して固まっていた。
胃ろうをして、”生かされている”という感じだった。
毎年おじいちゃんとおばあちゃんが弱っていく姿が目に入って、とても悲しくなる。