2017-08-20

終わったいじめはどう裁くのか

終わったいじめ、つまり卒業就職環境を離れ、実質いじめから解放された状況のことである

多くの人が理解しているように、そのいじめ精神的・物理的なものにかかわらず、

一度いじめられた記憶トラウマはその後のキャリア人間関係にも多大な影響を与える。

対人恐怖症、依存症、各種のコンプレックス…それによって恋愛結婚、進学や就職といった規定ライフイベントが妨げられるのは、これを読む全ての人が分かっていることだろう。


現在いじめは在学中でしか裁くことができない。

現状起きているいじめの方が重大な問題であるのは理解できる。

確かに、未来が不確定である子どもたちのほうが、事実上終わってしまった問題を抱えた僕たちよりもずっと重要だ。


だが。

一見健全社会人をやっていたとしても、上にあるように、本来ライフイベントや想定していたプランから大きく外れてしまった人は多い。

そういった人々をどうやって救済すればいいのだろうか。

言い換えれば、「どうやって元いじめっ子を法の日の元に引きずり出して脳天に鉄槌を下すか?」という問題だ。

終わったいじめにはまず証拠がない。

レコーダー子供でも気軽に持てるようになったのはごく最近の話だし、10年以上経った場合は物的証拠証言曖昧になってしまう。

仮に証拠があったとしても、「現状やっていけているのなら、問題はないのでは?」で終わってしまう。煽り代わりにセラピーを勧められて終わりだろう。

相手だってまず覚えていないケースが多い。

泣き寝入りするしかないフラストレーションを収めるには、やはり違法な行動にでるしかないのだろうか。

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