糖質制限を始めて2ヶ月弱経ったので、経過や感じたことについて書いておく。
糖質制限にかかわらず、ダイエットや健康のために何か始めたい、あるいはやっているが心が折れそうという人の励みになれば幸いである。
29歳男一人暮らし。168cm/95.20kgから始めた。運動は月に1、2度のフットサル程度。
始める前は毎日のように二郎系のラーメンを食べていた。それかすた丼。
料理はレシピを調べて一読すれば、たいていのものは困ることなく作れる。
現在の体重は、84.25kgで、おおむね11kgほど減った。
始める前に糖質制限について調べた。糖質とは何か、どの程度制限するのか、何を食べて良いのかなどから、細かいことまでインターネットで調べた。よくわからないまま始めると、性格上面倒になってやめたくなるからだ。
金を出したのは、レシピ本1冊だけだ。ネットの情報については、レシピに出てくる食材や調理法を参照すればある程度真偽が分かるし、書いてあるものを食べてればまあ痩せるだろうくらいの気持ちである。
根を詰めすぎるのは良くない。そもそも二郎系を食べていた。それに比べれば、多少間違っていようが、全部マシである。
こうしてどのようなものを食べるのか、具体的にイメージしてから開始した。
調べながらでは、調べること自体が面倒になるし、思いのほか糖質が多いものを知らずに食べてしまうと、精神的にダメージをくらい、やめたくなる。
滑り出しは順調だった。料理も回数は少ないが始め、おいしく作ることができた。
自炊したくないときは、大戸屋に行ってご飯抜きにしたり、ローソンで買っていた。ローソンは糖質量が少ないパン、甘い物を売りにしているので、助かっている。
主食を一切とらず、一食の糖質量を極端に少なくしたので、この間は辛かった。量をたくさん食べてもエネルギーが足りない感じで、もっと食べたかった。空腹なのとも違う感じだ。
女性は、生理もあるので、ゆるく初めて体を慣らした方がいいんじゃないかと思った。
3週目に入ると、エネルギーが足りない感じはほぼなくなったが、慣れると逆に余計なことを考えるものである。ラーメンが食べたくなったのだ。
糖質0g麺なるものも売っているが、もともと二郎系を食べていたのだ、満足できるわけがない。それでもまだやる気があったし、仕事が忙しくてわざわざ食べに行くよりも早く帰りたかったので持ちこたえていた。
飲み会に行った。もともと飲み会では少ないながらもご飯物なども食べていた。
その日は盛り上がり、遅くまで飲んだ。その時、「シメにラーメン食べよう」などと言い出したやつがいた。
もともと軽く糖質を解放している日である。誘惑に負けてしまった。
その日を境に、食いまくった。1週間毎日二郎系とすた丼を食べた。昼と夜に分けてではない。夜に立て続けて食べたのだ。
一番食べた日は茹でる前600gの麺に、おそらく400gくらいの野菜が乗った二郎系とすた丼のダブル肉飯増しを食べた。
5週目はみるみるうちに戻って行く腹を見てやばいと気づき、ラーメンとすた丼はやめたが、ご飯は食べていたし、おかずも気にしていなかった。この間はお腹は大きくなっていないと思い込みたい。
こんなことをしていた自分を許し、再スタートを切ることができた。
食べまくったことは、誰に迷惑をかけたわけでもないので、気にしない。むしろ幸せに過ごせてよかったぐらいでないと、自分の罪の重さに押しつぶされて、嫌になってしまう。
再スタートを切ってからは、はじめに食べていたような糖質をかなり抑えた食事をすることができている。
途中あんなことがありながら、おおよそ11kg痩せているので、糖質制限はやはり痩せるのだなと驚いている。
始める前に調べることが大事。どんなやり方で、何を食べるのかイメージしておかないと、開始後に食事制限+調べるということになって、1日中糖質制限のことを考えることになる。
とりあえずご飯抜いて肉、魚、葉物野菜食ってればいい、くらいでもいいからとにかく何を食べるのかイメージしてから始めた方がいい。
そして失敗は気にしないで次頑張ればいいと思うこと。妥協することや、自分を責めないことが大事である。道を踏み外してもまた戻って来ればいいのだ。
私は踏み外し方がひどかったが、戻ってこられた。