2017-07-29

悔悛と懺悔:またひとつ年をとった

周囲の人間に祝ってほしいという年でもなくなった。

ただ、少しの後悔とともに、

毎年この日を待ちわびていた頃のワクワク感を思い出してチクリと痛む。

あれは祝ってくれる存在があっての楽しみだったのだと。

書き殴ってきた理想自分から

つの間にか遠く遠い現在地に辿り着いてしまった。

リスクを取らない道は

高い代償へとつながっていた。

自分はまだ何者にもなれないでいる、

来年も、その次も何かになれそうもない。

いつどこで道を違えていたのか。

今はかつて祝ってくれた人たちへの

悔恨の念が胸を挫くばかり。

でも、こんな思いは今日限りここに閉じ込めて

もう一度がむしゃらに走りはじめたいんだ。

いまから、ここから

しろ今日は、「誕生日なのだから

少し場所を貸してほしい。

そして、願わくばこの懺悔を見届けてほしい。

礼は、来年今日自分からしよう。

こんな時間につきあってくれてありがとう

いいやつだな。

もし来年も会えたら嬉しい。

それを楽しみに一年、生きられそうだ。

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