■稲田防衛大臣の辞任会見

https://anond.hatelabo.jp/20170721000647

稲田防衛大臣の辞任会見における、再発防止策でもこれにそった形となった。

日報問題の流れは

• PKOの指揮管轄は統合幕僚監部、なので行政文書としての日報は統合幕僚監部で保管されていた。陸自には回覧とイントラ掲載としてのみ。
• ジャーナリスト氏は統合幕僚監部でも、防衛省全体でもなく、陸自に情報開示請求した。保管部署でない陸自では、機密情報でもあり紙やファイルのものは閲覧後破棄することになっていたので、破棄したとまず回答。
• 情報保全していた統合幕僚監部には当然ながら日報があるためそのことを公表、日報を情報公開。また情報公開後に、陸自のCRF司令部にも落とした日報ファイルを個人的に保管していた人がいたことが発覚。とはいえ個人の落としたファイルであり、何より統合幕僚監部にあった正式な日報がすでに開示されていたので特に発表は必要ないと判断された。
• （ジャーナリスト氏が陸自に情報開示請求したことを知らない人が、陸自としては破棄したという回答を自衛隊あるいは防衛省として破棄したかのように勘違いしてしまった、報道もそうなってしまったのは不幸であるとともに、命をかけて仕事している自衛隊の方々を傷つけたであろう。統合幕僚監部が情報保全していないなんて疑われたのかと。）
• （はっきり言って稲田大臣はこの通りのことを説明していれば大きな問題もなかったが、無意味にその場しのぎをやっては辻褄合わせが難しくなり脳内フリーズ、自滅。）

というものであった。そのために、辞任会見における再発防止策は

• 日報の情報保全の担当が統合幕僚監部であることを明確化。おそらく他部署での個人的保管の禁止の厳格化を伴う。
• 日報の情報開示請求に対する回答を統合幕僚監部に一本化。これで、今後は仮に陸自に対して請求されても統合幕僚監部が対応するようになるとともに、今回のように陸自に同じものがあろうと統合幕僚監部として開示すればそれをわざわざ言う必要がなくなる。

というようなものになった。

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