工場での製造業の仕事は、誰でも出来る単純労働であるという話があるが実際にはどうでしょうか。
まず、歴史的に見ると、産業の発達により職業の専門分化が進み、技術者やホワイトカラー職を中心に高学歴者の雇用が増えました。
生産現場ではオートメーションの導入により、仕事の責任水準が上昇し、労働者に対しても高度の認知的能力が必要になっていると指摘されています。
この古典的議論はクラーク・カー著「インダストリアリズム」(翻訳…川田 寿 東洋経済新報社 1963)に見ることが出来るそうです(私はこの資料は未読)。