知ってる。
だいたい一人当たり月15万くらいから20万弱ほどかかっていることを。
障害者はお金をかけてでも働いてもらいたい、という社会システムがあるのなら、それに沿った行動をとるだけだ。
正直、障害を抱えていることで人よりも税金を食っていることに引け目を感じないかといったら嘘になる。この就労移行支援の制度のほか、そもそも定期的な通院による医療費、それを援助する自立支援法など、私に費やされている税金は多い。
だが、その卑屈は本当は表に出してはならない。何故なら、他の障害者までも卑屈に貶めてしまう態度だからだ。そして、障害者は生きているだけで卑屈になるものだ、という誤ったメッセージを社会に伝えてしまうことになる。
あるとき、金にならん分野に金を費やすのが本当の公共だ、金になる分野なら私企業に任せておけ、という言葉をネットで読み、励まされた気分になったことがある。
障害者の福祉は金にならん分野だ。補助金で潤うところもあるかもしれないが、そもそも補助金を出した国が、納税者が、出費に見合ったリターンを受け取れるかというと、そんなことはない。そこにお金を費やすのを肯定してもらえるだけで気が楽になるものか、と若干驚きもした。
これからの私にできること、しなければならないことは、堂々と働き、生きることだ。
お前ら障害者にいくら金がかかってると思うんだ、と思う人はいるだろうし、それを様々な表現で口に出す人はいるだろう。しかし私も私で、望んで障害者になったわけではない。
だから、私にいくらお金がかかっていたとしても、私は私の生を守っていかなければならない。それは巡り巡って、他の障害者の生を守ることにも繋がると考えている。
だが現実問題として、この考えはどこまでも拡張できるものではない。なぜなら、お金は有限だからだ。
世の中には、就職をしたい障害者を支援する制度がいくつもある。その中の一つが、就労移行支援事業所だ。 これは国から委託を受けた私企業によって運営されている、通所型の施設で...
就労移行支援事業所は、利用者1名×1日で行政から1万円前後の補助金が出てるんだよね。。
知ってる。 その補助金がスタッフさんたちの飯の種だってことを。 その補助金は税金から出てるってことを。 だいたい一人当たり月15万くらいから20万弱ほどかかっていることを。 だけ...
前述の通り支援期間は基本2年までと定められている。その間に就職ができないとなると、どうなるのか? お手伝いのような形で就労移行支援事業所に関わっていたことがあるのです...