2017-06-03

私の人生ミッチーがいて良かった

ミッチーこと及川光博さんにハマったのは高校生の頃だった。

元々、ドラマ相棒」が好きで神戸尊くんで及川さんに興味を持った。

何かで神戸くんを演じる及川さんは歌を歌っているらしい、と知った。気になった私はYouTube及川光博の名を検索したのだった。変な歌だと思った。アホな歌詞だなぁと思った。変だアホだと思いながら3回聞いた。それが始まりだった。

ペンフレンド」という曲がある。

10代の君に言えることは

大丈夫 時間は過ぎてゆく

人生意味など探すより

最高の笑顔でいて欲しい

この歌詞に何度泣いただろう。今となっては何に悩んでいたのかも忘れてしまったけれど、きっとそのときには何かあったのだ。時間は過ぎていく、大丈夫と言われることがとてもありがたかった。10代の私のための歌だと思った。

また、こんな歌詞もある。

10代の僕なら君のこと

絶対に恋しく思うだろう

こんな私でもいいのか、と思えた。今はミッチーにとって私は小娘だろうけれど、もしミッチーも私と同じ10代だったなら。こんな風に悩んでいる私でもいいのかととても嬉しく希望だった。

私の10代は終わった。

10代の私への歌は、20代の私の歌ではないように思えて「ペンフレンド」を聞くたびに救われた気持ちを思い出すと共に、もう、この歌は私を励まさないな、と思ったのも事実だった。

20代になっていいことなんてミッチーワンマンショーに自由に行けるようになったことだけだ。

ワンマンミッチーバラードを歌っていた。何度か聞いたことのある曲「ガールフレンド」という曲だった。

私はワンマンでは楽しく踊れる曲が好きなので「ダンディ・ダンディ」しないかなとなどと別のことを考えたりしていた(今回ダンディ・ダンディはなかった。残念。)。

ぼーっと聞いていたのに歌詞が私に入ってきた。

どうか迷わないで

つらいときには呼び出して

はいつも味方だよ

ずっと君の味方さ

そう、だった。ミッチーはいだって私の味方だった。

10代が20代になったくらいで何だというのだろう。ミッチーの歌はいだって私を励ました。今だってペンフレンド」を聞いては大丈夫だと言い聞かせ、元気になりたい時には「バラ色の人生」を歌い、何度聞いても「今夜、桃色クラブで」には笑っているじゃないか

ミッチーにまた教えられた。

それに10代の頃に「時間は過ぎてゆく」と学べた私は何てラッキーなのだろうか。その10代があってこそ20代の私なのだ

どんなことがあっても時間は過ぎてゆく、ずっと私には味方がいる。

私の人生ミッチーがいて良かった。心からそう思った。

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