近々二度目の自己破産をしようとしている。
でも決して悪人ではない。思いやりもあるし家族のために頑張ってる。ただ生き方がクズ。それでも俺は生きる。
一度目の自己破産はかなり前だったからどんなことしたかはよく覚えていない。
まともな奴は借金はしても踏み倒したりはしない。なんとか周りに頭下げてでも払っていくんだろう。でも俺は違う。本当のクズ。払えなければ法に甘える。それが二度目だろうが。
しかしこういう問題が起きた時、真面目で責任感が強い奴はどうにもならない時、自ら死を選んだりする。俺みたいなクズは自ら死を選ばない。
自己破産の経験がが役に立ったのは会社の人が借金で困ってる話を聞いてアドバイスをしてあげられたこと。それくらいか。
おしゃべりな俺が自己破産したことを10年間誰にも言わなかった。自分のマイナスは隠せるんだなと思った。
そしてもう借金はしないと誓って10年後、また同じ過ちを繰り返してる。
最初の借金は転職して最初の給料が翌月になるってことで金が無いため借りた。
そのあとまとまった金でFXやったら勝てんじゃねーかと思って借金してやってみた。みるみるうちに借金が増えていった。3年ほどであっという間に4社。
返済額も大きくなるも心のどこかでまだ取り返せると思ってFXをやり続けた。
勝ったらその分はFXにつぎ込む。負ければ借金して補充。補充できなくなれば新たな消費者金融な走った。そんなことを繰り返していた。
そのせいか髪もだいぶ抜けた。
今思うとバカだと思うがあの時は本気でFXで稼げる、稼いでやると思っていた。
結局妻にバレてこの暴走は止まることになる。
毎月返済だけで6万5千円ほど。
2人の子供も大きくなり金がかかるようになって決して高くない俺の給料では厳しくなってきた。
個人再生、債務整理、自己破産とそれぞれ説明を受けたが、リスクとメリットを考えると自己破産するのがベストだと思った。
前回は妻にも内緒で誰にも言わずに自己破産した。郵便局に郵便物を局で止めてもらうようにしながら。
1回目の件はこの先も言うつもりはない。
今回の自己破産については散々怒られた。踏み倒すのは逃げだと。そりゃそうだ。でも最終的にはこのまま払い続けて行くのは大変だということで納得してくれた。やはり「自己破産」という言葉の破壊力を前に初見の人間は落ち着いてはいられない。
妻からは自己破産したら自分と相手の両親にも報告しろと言われた。本来なら誰にも言わずに進んでいきたいがそう言われたら仕方がない、借金したのも自己破産で進めるのも100%俺が悪いのだから。
自己破産が決定したら報告しよう。
吐き出す場がなかったのでここで吐き出してしまった。
ラブレターは夜に書いちゃいけないなんてよく言うが増田も同じ。匿名とはいえ夜に書いてるとなんでも話してしまって後で後悔しそうだ。