「私、日本人でよかった」という惹句のついたポスターが京都の町に貼られている問題だが、
この惹句は決してコピーライターのイデオロギーを含んだものではないと思う。
ただ単に、ニワカな人がそれをごまかすために派手な言葉を使ってしまっただけのことだ。
「ちゃんと年賀状、ちゃんと大人」「日本よ、これが映画だ」等も同様の例だろう。
日本の経済成長に伴って教養の無い高学歴者が大量に生まれ、そいつらが勘違いして
クリエイティブの場にでしゃばり始めたせいで、広告の言葉が無残に劣化してしまった。
昔に脚光を浴びた「街の遊撃手」なんかも、俺に言わせれば凡人の陳腐な発想に過ぎない。
馬鹿なコピーライターのしたり顔が想像できて、その道化ぶりはむしろ共感性羞恥案件だろう。
http://blog.livedoor.jp/idolookami/archives/44261826.html