2017-05-02

http://anond.hatelabo.jp/20170502075538

1. 「必要」あるいは「希望」を訊かれている場合

→「大丈夫です」は「必要ない・望まない」を表し、問いかけを否定する。私はそれをしてもらわなくても大丈夫です。

2. 「許諾」を求められている場合

→「大丈夫です」は「許諾」を表し、要求肯定する。あなたはそれをしても大丈夫です。

3. 「可能かどうか」を訊かれている場合

→「大丈夫です」は常に「可能」を表す。大丈夫あなたはそれをできます

と大まかに分けられると思う。

レモンをかけたほうがいいですか?」は必要かどうかを訊いているので「大丈夫です」は「かけないほうがいい(否定)」。

レモンはかけないほうがいいですか?」「大丈夫です」は「かけたほうがいい(否定)」。

レモンをかけてほしいですか?」は希望しているかどうかを訊いているので「大丈夫です」は「かけてほしくない(否定)」。

レモンをかけないでほしいですか?」「大丈夫です」は「かけてほしい(否定)」。

レモンをかけてもいいですか?」は許諾を求めているのだから大丈夫です」は「かけてもいい(肯定)」。

レモンをかけなくてもいいですか?」「大丈夫です」は「かけなくてもいい(肯定)」。

レモンではそぐわないので別の例を挙げると、

「試着できますか?」は可能かどうかを訊いているので「大丈夫です」は「試着できます可能)」。

「試着できないですよね?」「大丈夫です」は「試着できます可能)」。

以上より、質問意図さえ読み解けば、元増田の問いに答えられそうである

A. 私「レモンは?」

 彼女大丈夫です」

この例のみ「省略された質問は何か」という問題になっているので解釈が難しい。

素直に「レモンはかける?」の略だと考えれば、

大丈夫です」は「かけなくてもいい」の意となる。

ただし、わざわざ質問しているからには、

レモン勝手にかけたらいけない」という共通認識があると思われるので、

レモンは苦手?」などの略であるとも考えられ、

その場合の「大丈夫です」は「苦手ではない=かけてもいい」になるだろう。

B. 私「レモンいる?」

 彼女大丈夫です」

必要かどうかの確認なので、この「大丈夫です」は「否定=いらない」。

C. 私「レモンかける?」

 彼女大丈夫です」

レモンかけたい?」という希望確認なので、この「大丈夫です」は「否定=かけたくない」。

D. 私「レモンかけてもいい?」

 彼女大丈夫です」

許諾を求めているので、この「大丈夫です」は「肯定=かけてもいい」。

E. 私「レモンかけるよ」

 彼女大丈夫です」

レモンかけるけどいいよね?」の意で、許諾を求めつつ肯定的な回答を期待している、かな。

なので、この「大丈夫です」は「肯定=かけてもいい」。

ただし現実には前後文脈や話者の声色によっても左右される。

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