子供を公立に通わせていたのだが、部活の顧問に「薄謝」という名目で部員の保護者達から一口千円のお金を集めて渡していた
渡すタイミングは休日の遠征試合など、頻度としては月に1度あるかないか、金額はばらつきはあるが少ないときでも2万円前後、多いときは4万円くらいだったと思う
指導者のやる気というものは年頃の生徒達にも簡単に伝播するようで、前任の顧問の頃から初戦敗退が7、8年くらい続いていたのが、「薄謝」を渡し始めて最初の大会でいきなり県大会出場、1回戦突破という快挙を達成した
自分の子供が出場した最後の大会では県大会準優勝(相手チームとは1点差)だった
その直後に顧問が「これ以上後ろ暗い事は続けられない」と言い出して「薄謝」を辞退するようになったが、たぶん本音は保護者からの無言の圧力を「薄謝」の額から感じ取ったか、発覚した時のリスクが頭にあったのだろう
子供が卒業してから数年間は母校は「強豪校」として名をはせていたようだが、顧問の転任に伴いあっという間に弱小校に戻ったらしい