2017-04-07

ある東大生就活

当方東大理系院生です。

実際東大生就活観ってどんなの?ってわからない人がいると思うので公開します。

所属によっても周囲の雰囲気はだいぶ違うと思います

東大生理系)がよく悩むパターンがあります

コンサル」「民間大手研究or開発)」「ベンチャー」「国家公務員」[その他(金融アナリスト等)]

という選択肢で悩むパターンが多いです。

ベンチャーはいっても応募してES書いてという形でなく、創業から手伝っていたとかそもそも自分会社だとか長期でインターンに行っていたパターンなんかです。

なのでそのベンチャーではそれなりのポジションが用意されているというパターンです。鶏口に立つも牛後となるなかれみたいなイメージですね。正直どれくらい数がいるのかわかりません。

コンサルを目指す人は2パターンいると思いますガチコンサル第一志望かとりあえず内定を貰うための人か。というのも、外資系コンサルや外銀は選考が早いのでとりあえず受けとくパターンもあるんですね。

とりあえずでアクセンチュアやらゴールドマンサックスに受かってしまう猛者もいるので、凄いなぁと思います

もちろん最初から見ていない人も多いです。理系で実際にコンサルや外銀を受けている人は1020%くらいでしょうか。

次は民間大手国家公務員かの悩みです。特に学科単位で推薦がある場合です。

推薦を使って民間大手に決めてしまうと内定を辞退することはタブーですので、内定がもらった時点で国家試験は受けられません。

国家公務員第一志望にしている人も悩みます。というのも、官庁訪問タイミングで落ちてしまうと9月、その頃にはほとんど就職先はありません。

じゃあ先に自由応募で大手内定を取ればいいかといえばそう簡単でもなく、推薦のある企業は推薦のみでしか受け付けないというパターンもあるのですね。

そんな事情から、推薦のある学科では民間大手国家公務員かを最初から選ばなくてはいけない状況に立たされます

ちなみに、推薦について補足しておきます

昔までは推薦=フリーパスという風潮だったようですが、最近はそうでもなく、推薦=3次面接くらいまでパスできる権利ってイメージです。

厳しい時には

マッチング(推薦希望者内での人数調整)=>面接(2回くらい)=>内々定

となり、推薦希望者内でこぼれるパターン役員面接で落ちてしまパターンもあるので気が抜けません。

はいえ推薦のある学科では推薦で民間大手に行く人は多く、学科内で50%くらいですかね。

国家公務員試験も、昔は試験重視だったらしいですが、人柄も見るようになっているらしく、官庁訪問でこぼれてしま東大生は少なくないという話は聞きます

その辺を聞くに、最近学歴至上主義も緩和されてきているのかもしれないですね。

こうした事情から国家公務員一筋だったり推薦一筋だからと他に何もしないわけにもいかないのです。

理系院生の間では、国家公務員試験技官)は試験自体はそれほど難関ではないというイメージです。

決して簡単というわけではないですが、1年勉強に費やして目指すぜ!という人は見かけないですね。

ただそれでもさっきのような事情からギャンブルのような国1の道を目指すのはそれなりに志の高い人というイメージです。受ける人は10いかないと思います

文系ではよくある総合商社や日系銀行は、自分の周りでは理系院生で行く人は(アナリスト専門職を除いて)ほとんど見かけません。

僕は就活ミスりました。

企業研究していくうちに最初は見向きもしなかったコンサルもいいなと思うようになってきたのですが、ほとんど選考が終わっています

たぶん受からいかもしれないけど、受けとけばよかった。受けて落ちればあきらめもついたのに。

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