「分からない」は雇用者側に、てことですよ。ほかのトラバにもあるけど他人の仕事の価値なんて分からずに生きてる人はすごーく多い。そんな人たちには「どうせ分からない、変わらない」とおとなしく辞めてやる必要なんかないし、その職業が好きならなおのこと、悪い待遇のまま後任に引き継ぐのはまずい。増田も同じ目にあって悔しかったんじゃないのかな。
http://anond.hatelabo.jp/20170402141024
私は中学から相談員や診療内科への受診を続けている。しかしこの悪くない人を探すのが本当に難しい。
怒鳴ったり否定してきたり見下してくる、そういう素振りをしてきたらそれは即やめていいのだ。
それは本当に自分が偉いと思って威張ってる奴だ。
看護師に仕事で関わるけどプライベートでは絶対関わりたくないって言われてる奴でも精神科をやってるおかしな病院もあるのだ。
対人恐怖が悪化するとか、悪夢に出る人間の数が増えるとか、そんなことになって欲しくはない。
貴方は自分が本当に大切でいいのだ。自分の命を守るのが生き物としての本能なのだ。何十ページの道徳の本よりもそれが真実でいいのだ。
いじめでボロボロになってる時に、運悪く性格悪い支援者にぶち当たる余裕なんてない。
起きた事実に重ねて悲しいことが起こり、新しく苦しい症状が増える可能性はいくらでもある。他人事と思っているかもしれないが、常にそういうものとは隣り合わせにある。
私の親は二次被害の担当をしている最悪の存在であり、悪口を言われれば幻聴と否定され、カウンセラーとトラブルがあれば私が悪人にされ、常に明るくなれそんなんじゃ駄目だと精神を追い詰めていた。
1987年のソフトを1997年にプレイしたときはいかにもなレトロゲーム感があった。
1997年のソフトを2007年にプレイしたときはちょっと懐かしいけど全然普通に遊べた。
2007年のソフトを2017年にプレイした。知らないタイトルだったこともあるが昨日出たゲームと言われても信じたんじゃないか。
Twitter上に「フジパンストアーは問題を四ヶ月間放置し、Twitterにうpしたところ会社が慌てて謝罪した」
という誤った情報が流れているので、最初に確認しておきたいと思う。
今回写真をうpしたのは被害者の知人である。知人のツイートから一部引用する。
「ミスにミスを重ね謝罪の心は見えず放置されこの4ヶ月に知人は呆れと怒りで一杯だそうです」
このツイートは、誠意を感じなかったというものであり、謝罪そのものは行われているようだ。
J-CASTニュース(http://www.j-cast.com/2017/04/03294727.html)からも引用する。
「フジパンストアーは男性に電話をしたり、男性の職場に何度も出かけて行き謝り、慰謝料、歯の治療費、交通費などの支払いについて相談した。」
「そうしているうちに男性は弁護士を立てると言ってきたところ、2017年3月13日には示談の決着が付きそうになった。」
このように、「4ヶ月間放置した」という事実は存在しないことが分かる。
あともう一つ、歯が「折れた」は誤りで、正しくは「欠けた」である。
デマが一瞬で拡散されるネットの恐ろしさが分かる事例。改めてその恐ろしさを痛感する。
では、本題に入る。
J-CASTニュースの記事によると、フジパンストアーは、SNSにアップしないことを申し入れていたようだ。
異物混入は絶対に防ぐことのできない問題で、殆どの会社で対応時のマニュアルが作られている。
その中にはお客様が「保健所に言うぞ!」と言ったときの対応も書いてある筈だ。
そういった際は、「私共にお留する権利はございません。納得いただけず残念ですが、お客様のご判断におまかせします。」
と言うのが一般的。
しかし、ネット拡散やメディアへのタレコミとなると各社対応が分かれているみたい。
一般的な異物混入の対応は、「謝罪」「改善の約束」「損害賠償」の3つが出来ることだと言われている。
損害賠償は至って明確。医者が提示した治療費を払えばいい。領収書があれば解決する。
示談となると、案件を非公表にしてもらう代わりに慰謝料を支払う必要が出てくる。
ところが示談の危険性は、何を根拠にこの金額なのか、というのが不明瞭であることだ。
慰謝料は建前上は精神的苦痛の賠償だけど、その実態は口止め料と何ら変わりがないといえるだろう。
安くては条件を呑んでもらえないし、後から高くしたところで誠意の欠片もない。
さらに「怒れば怒るほど値段を上げてもらえる」と思われたら終わりだ。
他にも示談が一般消費者に発覚してしまうと隠蔽と受け取られかねないし、そのリスクは大きい。
だからどうして、フジパンストアーはリスクの高い示談(SNSへアップしないこと)を申し入れたのか謎で仕方がない。
一般消費者は誠意ある対応を望んでいる。誠意ある対応とは迅速な対応とクリーンさだ。
ペ○ングが大きな騒動になってから、日○食品の冷凍パスタでも同じようなことが起きた。
日○食品は自ら公表し、お詫びとお知らせや回収などの対応が迅速だったので”賞賛”された。
カ○ビーの対応も迅速であることは有名。president.jpはクレーム客の再購入率が95%と報じているくらい。
日本人はアホじゃない。異物混入が防げないことはわかっている。
だけど、その後の対応次第で印象は大きく変わる。
フジパンストアーも、男性の職場まで何度も出かけて謝罪したという点はすごく誠意を感じるし、書面で原因や再発防止策の報告も行っている。
ダメな対応だったとは思えないのだが、「SNSへのアップしないことを申し入れた」という点だけがただただ残念。
被害者の知人は「挙句に世間に発表するのは困ると言った態度..ありえません」とツイート。事実、このように受け取られてしまっている。
ネットで大拡散されてしまう時代。お客様に口出し出来る立場じゃないということは覚えておきたい。
「寿司に異物が入っている」と虚偽のツイートをされたとき、被害を受けた会社は抗議文出しているし、犯人は後に逮捕もされている。
会社は拡散されることを恐れちゃダメだ。そんな段階まで来てしまっているのは残念だがこれが現実。
ネットって、恐ろしいよね。
これは http://anond.hatelabo.jp/20170402141024 の関連エントリです。
関連エントリよりもシビアというか、具体的な内容になっているかもしれません。
「理由はわからないけど、どうしても、学校に行きたくない」そういう場合はどうすればいいのか考えてみました。
まず、「どうしても、学校に行きたくない」という結論がはっきり出ている場合。
はっきりと結論が出ているなら、理由はどうあれ、学校をやめる方向で考えを進めるのが良いと思います。
学校をやめたあと、どうするのか、できるだけ具体的に計画を立てるのが良いと思います。
「学校をやめてどうするんだ! そんなので生きていけると思っているのか!」
そう思ったとしても、どの人に人生をきめてもらうかは、あなたが選ばなくてはなりません。
「誰に人生を決めてもらうかを、誰かに決めてもらいたい」
今度はそう思うかもしれません。
いつかは自分で決めなくてはならないのです。
まず、自分がどんな生活をしたいのかイメージを固めてはどうでしょう。
楽しい・幸せだと感じていることも、仕事(義務)になると楽しくなくなったりします。
例えば、アニメを見ることが好きなら、「どんな職業ならアニメを見る時間がたくさんとれるだろう?」と考えてみてください。
例えば、「アニメをたくさん見れる生活」の結論が「できるだけ家の近所の中堅企業に勤めたい」だったとします。
では、家の近所の中堅企業に勤めるにはどうしたらいいでしょうか。
学歴が必要なら、通信制高校・大学や大検を考えた方がいいかもしれません。
また、業種によって、忙しさの度合いが違うかもしれません。
自分の中に「接客業は嫌だ」などといった具体的な希望があるかもしれません。
もっとも、「実際やってみたら、案外向いていた」ということもあるでしょう。
希望の会社でなくても、似た業種でアルバイトをしてみるのもよいかもしれません。
就活のようだと思ったでしょうか。
学校に行っている人も学校の卒業が迫れば、就職活動を始めます。
学校に行っている人より早く就職活動を始めたのだと思ってください。
でも、当面の目標を決めないと、自分も周囲も不安になりがちです。
前向きなアピールができる方が、周囲を説得しやすくなると思います。
学校をやめたいということははっきりしているのですがら、やめる方向で前向きに人生を検討していく方が良い気がします。
次に「学校をやめるかどうか迷っている」場合について考えてみましょう。
「なぜ学校に行きたくないのか」「学校に行きたくないのに、なぜ学校をやめたくないのか」それを整理してみてはどうでしょう。
自分のことをよく観察するといいのではないでしょうか。
具体的にノートなどに書き出していきましょう。
やめる方向に気持ちが決まれば、やめた後の計画を具体的に考えればいいかと思います。
やめない方向に気持ちが決まっても、考えを整理したことで気分が楽になるかと思います。
「なぜ学校に行きたくないのか」「学校に行きたくないのに、なぜ学校をやめたくないのか」、それは自分にしかわからないことだと思います。
重要なのは、自分が納得いくように行動することだと、私は思います。
最後に余談です。
人間関係で学校に行くかどうか迷っている人もいるかと思います。
「学校は友達を作る場所ではない」と割り切ってしまうの一つの方法だと思います。
会社に勤めている人で、「会社の人と友達になりたい」と思っている人は少ないんじゃないかと、私は思っています。
会社に勤める理由で、「会社の人と友達になりたいから」「友達を増やしたいから」という理由は、私は聞いたことがありません。
学校は、なぜか学習の他に「友達を作る」ことが暗黙の目的のようになっていることがあるように、私は思います。
でも、別に学校で友達を作る必要はないと思います。学校の友達と趣味や関心が合うとは限りません。
最近長文の増田書いても誰もブクマもトラバもしてくれない。せめてもしかしたら誰かに見てもらえたかもしれないって思ってるけど増田だとアクセス数全然わからないから本当にこの世に私が書いた増田が誰にも見てもらえてない可能性がある。悲しい。
自分のブログやってた時ぜんぜん人が来なくて悲しくてアクセス数はもういいからとりあえず誰かに見て欲しくてはてな匿名ダイアリーに思ってることを書いたらたくさんブクマもらえて本当に嬉しかった。もちろん何の報酬もないけどとにかく嬉しかった。ブクマがのびていく様子を見たくてなんどもなんども更新して新しいブコメやトラバがないかって馬鹿みたいにチェックした。ホッとエントリーに入って総合1位になったところはスクショまで撮った。
増田を書き始めた時は思ってることや考えてることがたくさんあって文章に熱があったのかな。今はもうないのかな。だから誰にも見てもらえないし、誰にもかまってもらえないんだろう。
とにかく誰かにかまってほしい。悲しい。今日も死んだように生きる。悲しい。外が明るくなってきた。悲しい。
海外掲示板は各人種をステレオタイプで煽る一種のいじり文化があるけど
日本はそういった”慣例”よりも根深いところでステレオタイプなものの考え方が根付いている気がする
向こうは弄りだけどこっちは自然にやってる感じ
http://www.keikubi.com/entry/2017/04/03/070000
このブログを読んで10年くらい前にやっていたバイトを思い出した。
大学生の頃、管区警察学校の中にある居酒屋でバイトをしていた。別に警察に興味があったわけではなくただ下宿先から近かったので。
なぜか学校の敷地内にいくつか居酒屋があって、そのうちの1つで働いていた。お客さんは20代後半〜40代くらいの警察官のみ。みんなジャージだったような気がする。バイトは夕方だけだったのでよく分からなかったが日中は座学の他に走ったり剣道、柔道をしているようだった。(居酒屋のそばに武道場があった)
働いていた当時は理解していなかったが、今調べたところ「管区内各県警察の中堅幹部職員、管区機動隊、広域緊急援助隊等に対する教育や訓練を行うための学校」だそうだ。
1年くらい働いていた中で一度だけ、女の子が客にお尻を触られた事件があった。自分はいない日だったんだけど、毎日働いてるパートのおばちゃんに聞いた。警察なのに尻触るんかい?!って思ったよね。まぁそれだけなんだけど。事件としては女の子が悲しみ、パートのおばちゃんが憤慨しただけで終わりです。
お酒の飲み方は、普段は3〜4人とかで普通に飲んでるんだけど、しょっちゅう大勢での宴会をしていた。多分クラス単位で、20〜30人くらいだったかな。
なんかコールみたいなことをして飲んでいた。大学生みたいなやつじゃなくて、管区の部署か地名かよく分かんないけどそれを節をつけて一人で大声で全部言う、途中で間違えたら一気飲み、みたいな感じだった。全員がやらされてる感じではなかったと思う。
他に覚えてるコールみたいなのは、なんかやたらと「橋本〜聖子!パパンパ、パンパン!(手拍子)橋本〜聖子!パパンパ、パンパン!」となぜか橋本聖子を連呼してたのと、「(なんちゃらかんちゃら)イナバウワー!」と叫んでおじさんが上体を反らしていたこと。他にも流行り物が色々取り入れられていた。これは普通の企業でも一緒なのかもしれないけど。
とにかくノリが体育会系で、こういうノリが嫌いな人にはなかなか辛そう、というか無理そうだと思っていた。
実際に自分の記事のコンテンツもDeNAのサービスも含め無料転載された。
GREEがDeNAが叩かたあとにどさくさに紛れてパクリキュレーションメディアを使っているのを見つけてしまった。
-------
-------
今でも量産をこっそり続けているようだ。
しかも、その筋から噂で聞いたところによると女子大生インターンを薄給で雇って記事を量産しているらしい。
本当に悲しくなった。
想いを持った個人が金の亡者の企業に殺されていくのをたくさん見てきた。
まあ主張の肝は
「設定の中のリアリティが欲しい」ということで、
その掘りの浅さから
「追加要素の取って付けたような浅さが好きになれない」
という2点だね。
国家要素を書くとクリエータの歴史や政治の勉強不足が露見するということ?
結局いい感じの一軒家が見つかって引っ越すけど、ちょっと苦労した。
なので、自分が持ってる物件の管理会社に、ペット可にするのはどうかと聞いたら。
客付けに問題がないので、現状のままでいい。
そっかー。
駄目かー。
星野源を「へんな格好してへんなことしてる人」枠で捉えてるかどうかは、その人が最近奴を知った言うたらニワカか、大人計画周りの活動やミニミニちんぽとか演ってた辺りから知ってたかで変わりそうな話
出オチっていうのは、設定を深堀りして無さすぎる気がするんだよね。
例えばガンダムOOだと、「世界の3か所に宇宙エレベータが建設された」って設定から、「その3か所を中心に勢力を持った連合が形成されていった」とか「それらの連合が敵対し、お互いの宇宙エレベータを破壊するように画策され戦争が起こる」とかその3つに分断されたことによる人間模様、中立的秘密組織の発祥、とか「一つの面白い設定から派生する色々な設定」が面白いんだよね。
それらの要素は急に出てきた突飛な設定じゃなく、「確かに宇宙エレベータが建設されたらこうなるかもな」と納得できるリアリティがあるから面白い。
それに対して進撃の巨人は、面白い設定を消化しきれないまま次々新しい設定を追加する。その設定も「確かに人食い巨人が大量発生したらこうなるよね」っていう派生形じゃなくて、「えっ、そんな巨人いるんだ、えっ、人が巨人になるんだ」っていうただ付け足しただけのような設定。消化不良になってるんだよね。
「人食い巨人が発生する」→「壁の中で人が暮らすようになる」→「壁の外から逃げて来た外来者に仕事を奪われた一部の原住民たちは良く思わない」→「一方で壁の中で新しい職も住居も見つけられない外来者にも過激勢力が生まれる」→「壁の中で外来者と原住民の間に軋轢が生まれて…」
みたいにもっと「その設定の中でのリアリティ」っていうのを追求することができるだろって感じ。
緊急避妊薬によって直接的に損をする人はまずいない。後遺症がある訳でもない。市販薬が一つ増えたくらいでは犯罪の増加もまずないし、より深い教育で少子化は止まりこそすれ進む訳もない。教育の時間や練習回数が増えれば普通はなんでも上手になる。ただし緊急避妊薬は恋愛市場の競争を激化させる(恐れがある)。当たり前だが恋愛によって相手を見つけられない人にとっては恋愛の自由化は都合が悪い。規律と結婚してしまった人は刺激に弱い。強い日光を手で避けるようにオタクでもBL本でもテレビのオッサンでも避妊薬でも叩く。日本のフェミはそれで出来ている。フェミニストは女性を抑圧しなければならないと決まっている訳ではないが、抑圧したい人と抑圧から逃れたい人が揃ってフェミニストを名乗っている。言わばゾンビとゾンビから逃げてきた人がどちらも血まみれで呻いていて区別できないような状態にある。
元記事のブコメでも触れられているように、バイアグラは1999年に半年でスピード承認されている。バイアグラにも当然副作用があり死ぬ。それは承認しないことにより防がれるリスクよりも勃起不全により人生の価値が下がることの害の方が大きいということで許容されている。避妊薬も同じで妊娠を一時的に避ける選択肢を用意することにより社会が良くなっていくということが考えられているから風邪薬やバイアグラと同じように存在して使われて社会を良くしている。
避妊薬の異常な用法で人が苦しむとか社会が乱れるということはない。それは先進国が証明している。現状では医師の処方に限られているがそうやって様子見とするには十分に長い時間が経過している。ただ抜け駆けを許したくない非モテにとっては都合が悪い。
今まさに就活でソニーを受けようと考えている私には超ホットな話題だ。
同じようなことで悩んでいた。
「エンジニアとしての市場価値を高めたい」と考えたときにはこういう家電自動車系日系大企業は不向きなのかなーと考えたり。
定年まで勤め上げようなんて考えにくいしね。
数か月前、指導教官よりアジア史の研究者が下訳をつくれる人を探しているので手伝ってやってくれないか、と声をかけられた。金もない院生なので快諾し、依頼主の女性研究者とメールでやり取りをした。期日もバイト代も不明瞭なまま引き受けたのが失敗だった。
一月中旬には原稿を出します、二月には...と続き、結局、聞いていた締切日の五日前となり、この話はなかったのだと思っていたら、いまさら翻訳せよと連絡がきた。締切日を勘違いしていたらしいが、二日足しても、あと一週間しかない。一週間で20頁の論文を、査読に耐え、掲載できるレベルで訳すのは骨が折れる。とりあえずグーグルに突っ込んで、おかしなところを逐一全部直したが、分野が違えば専門用語など分からない。歴史的事件についても、英語特有なのか書いた本人が理解していないのか、曖昧な言い回しである。しかたないので内容を特定し、全部裏をとって訳した。遅れても可哀そうだろうと徹夜で訳した。
日本の戦国時代についての記述があり、なんとも微妙な言い方をしていたので「戦国大名たちが天下の覇を争う群雄割拠の時代」と分かりやすい日本語に直したら、語訳だとの指摘が入った。んなことはないだろうと、たまたまメシをくった、神楽坂のもっとも校閲部が優秀だと言われる出版社の編集者に話をしたら、同じく、んなことはないだろうと爆笑していた。つまり、依頼主の日本語能力の限界が、そこにあった。
海外在留の際、親切にしてくれた人もあり、今も続く友人もいるので、できるだけ外国人には優しくしようと思い、苦心して英文の意を酌み、日本語を考えて提出した翻訳のバイトだった。しかし再度校正しろやと戻ってきた原稿は、どうしようもない翻訳日本語に変わっていた。ついでに、研究費から落とされるバイト代について、依頼主の日本語能力に難アリと判断したので、僕が依頼主を介さず、教授経由で事務方とやり取りしたことが駄目だったらしい。「妊娠して病院にいる自分にとって死ぬほどストレスだった、今すぐ返信せよ、今日中にこちらの指示に従え」という発狂した内容で連絡してきた。
こいつ、流産しねえかな。おまえの妊娠なんざ知ったこっちゃねえよ。てめえがどこの誰とパコろうが好きにしろや。ただ、そんなもんは他人には何の関係もねえんだよ。さっさと国か土に帰れ。
そもそも最初に額を明示していない依頼なんか、尊敬してる教授に言われなければ蹴ってるんだよ。あと、おまえ、日本史の研究してるとかいうけど、冗談は顔だけにしてくれよ。最低限の日本語の素養身につけろや。日本語書けないなら、英語だけで書いてろよ、ファッキンPh.Dさまよ。ケント・デリカット、パックンやモーリー、ドナルド・キーンを見習え。
戦国大名や群雄割拠って単語も分からないのに、日本史研究するとかって頭の悪い妊娠発狂BBAのために待機してるわけじゃないんだ。忙しいのよ、僕も。
ムカついたので、とりあえず、明日の朝までに修正せよ、と言われた内容を全部終わらせて返信した。まだ金もらっていない仕事なので、金を蹴って、相手を罵るという選択肢も魅力的ではあるが、尊敬する教授の顔もあるので、それは我慢。依頼主が完了を判断した時点で「額を明示せず、院生という下の立場の者に対して、無理な工期で翻訳作業を指示することはアカハラめいており、日本の商習慣に合わないし、さらに、その理由を自身の妊娠だと開示してきたことは、セクハラ的な恫喝だと思うので、今後お気を付けください」と慇懃無礼にメールを送るつもりだ。もっとも、こんな駄訳に自分が関わったと思われるのも嫌なので、金をもらわずに、関わらずに消えるのも考えている。