レーベルはターゲット、戦略によって文庫を発行しているにすぎず、ラノベに境界線を引くことはない。
自身でラノベを定義できず、読者もまたラノベを定義できずにいることを逆手にとって自身こそラノベであるとする横暴を許してはならない。
追随する者もまたよしとし、ラノベを標榜する文庫など問題外であるが、とってつけたようなラノベかくあるべしという、形を揃えた文庫を発行し続け、積み重ねた既成事実でもってラノベを覆い隠すことは否定されなければならない。
そこには、流行を創造するマスメディアと同様の醜悪さをはらんでいることを忘れてはならない。
「黙れ小僧!お前にラノベの不幸が癒せるのか?イラストをつければ売れるんじゃねえのとか甘ったれた人間が、投げてよこしたのがあれだ!小説にもなれず、ラノベにもなりきれぬ、哀れで醜い、かわいい我が文庫だ!お前にラノベを救えるか!?」