あちらから日本に来て住んでいる人というのは少なからずいるわけだが、日本に長いこと住んでいるのもあってかなり冷静に見ている人が多い
そんな彼ら・彼女らも、最近は「なぜこんな事になったのか」「きっかけは一体何だったのか」という事をよく考えるらしい
日本と母国の軋轢の歴史を辿っていくと、ほぼ必ずここに行き着き、そこが終着点になるという
では「慰安婦問題」の「火付け役」は誰なのか、どんな背景を持っているのか、そういう部分が彼ら・彼女らに少しずつ注目され始めている
「我が国の混乱を他人事のように傍観している日本人は多いが、それは間違いだ。日本は我々の国を『あちら側』へ引き込むための『当て馬』として利用されただけに過ぎない。我が国が完全に『あちら側』になったら、次は日本の番だ。慰安婦問題が日韓関係を破壊したように、日米関係を破壊する『何か』が、近いうちに起きるかも知れない」
そしてその人は暗い表情でこう言った
「慰安婦問題さえなければこんな事には…」