清水富美加さんには、何度か会ったことがある。
といっても、業界の末端の人間なので、両手で足りるか足りないか程度の回数ではあるが。
彼女と仕事でいっしょになったことのある人に、彼女のことを悪く言う人は本当にいないだろう。
そして、これも多くの方も思っていることだろうけれど、あれだけ才能のある女性が芸能界から去ってしまうのは、本当に残念だ。女優としても、タレントとしても、まさにこれから!という時に。
前置きが長くなった。
小中学生のころは、定例の儀式にも参加していた。クラブ活動や塾などの他の予定よりも、そちらを優先していた。
18歳のころか20歳のころかは忘れてしまったが、ある日、父に
「お前も洗礼みたいなの受けてこい」
と言われた。
(もちろん洗礼ではない。ホントに忘れたが、大人になったら受けるべき何かがあったようだ)
当時、遅めの反抗期だった僕は猛烈に反発した。
親の宗教を押し付けるな。宗教に使う金あるなら、この貧乏生活を何とかしろ。
あまりに強硬に反対したため、いったんは親も引き下がったが、その後も何度か同様のことを言われた。そのたびに言い合いになった(結局あきらめた)
清水富美加の性格が良かったのが、幸福の科学信者のご両親の育て方のおかげならば、その点には感謝すべきかもしれない。でも、もし強制的に宗教に入れられてしまっていたとしたら。本人に疑問をもたせる隙も与えてなかったとしたら。
この問題は本当に難しい。答えは出ない。
何が難しいの? 創価学会に入れば勝手に周りが対抗してくれるから楽だよ?