http://m.huffpost.com/jp/entry/14647678?
バレンタインは商戦規模が低下中でハロウィンに追いつかれそうになっている、と聞いた。たしかに毎年ヨーロッパから有名ショコラティエ呼んでるだけじゃ成長がないし、職場も義理チョコ必須な雰囲気でもなくなったし、伊勢丹の新たな切り口戦略は企業として正しい。
だけど、そういうのに背中を押されるような消費は今や浸透しにくいと思う。むしろちょっと、手のひらの上で踊ってほしい思惑が見えすぎて、居心地悪い。女子ゴルフも山ガールも釣りガールもDIY女子も、企業は若い女性を狙って餌場を用意して網を構えているけれど、その網、良く見えている。何が自分を幸せにしてくれるのか、どこに行けばそれに出会えるのか、お店に勧められなくても分かってるよ。餌場に立ち寄るのは、単に便利だから利用させてもらっただけだよ。
気のおけない友達とお茶しながらおしゃべりするのは古今東西楽しいもんでしょう。美味しいチョコレートが買える時期だからそれをおやつにしただけ。縁側でおばあちゃんたちがおはぎでお茶してた、あれと同じことでしょう。帰り道の土手散歩が気持ちよかった延長で、憧れの尾瀬を歩いて花を見ている。高校のときに野球部応援してた延長でカープ応援してる。家の障子張り手伝った感覚で壁をマステでカバーしてみた。ただそれだけ。普通に好きなことに紐づく消費してるだけ。
今度のバレンタイン、周りの男性に感謝して、楽しい一日になるようにちょっとだけお菓子をプレゼントして盛り上げる予定。行事だからやらなきゃってわけでなく、感謝を示せる良い機会だから利用させてもらうだけ。