2017-02-05

大手出版社SEOデタラメ医療記事を書いて辞めた私のしごと

先日の続きを。

大手出版社SEOデタラメ医療記事を書いて辞めた私のはなし

http://anond.hatelabo.jp/20170129142538

新たに仕事をすることになったサイトは、“身近なリスク”に対応するということを標榜していた、出版社系のサイトだった。

以前アレルギー系の皮膚トラブルにも悩んだことがあり、関心のあるジャンルだったので希望がかなってうれしかった。

けれど、入ってみてそれは一変した。

まずは、専門家がいない。

ライターは、ライター業はやったことがあるけれど医療経済素人、または金融系の会社などに勤務したことがあるがライター素人という人ばかり。怖いので専門家取材を入れたほうがよいのでは?と話をすると、ギャラが払えないので、他のサイトを参照にしろと言われる。

スピリチュアルカウンセラーなる人が書く風水が悪いと病気になる記事とか、海外トンデモサイトをそのまま超訳してガンになりにくい食事が見つかった記事とか。

引用すれば許諾を取らなくても大丈夫マニュアルに書かれていたので、ライターは、「○○の過去記事海外の○○を参考にお届けします」と書いて、最後は「いかがでしたか」で締める。が、もはや改変されすぎて、引用ですらない。

あとは、ゴキブリとかガンとかタバコとか臭いとか老けるとかの言葉を散りばめて、頭に、あっとかげっとかうわぁとか、どんな言葉をつけるとページビューが伸びるのかをひたすら、外注会社研究させたレポートを読む仕事

担当社員の口癖は、「MERY」の真似をしろ、だった。

記事社員は一切読んでいない。今でも、間違いだらけの記事掲載されている。

胸がどきどきする。

記事への反応 -

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん