達成目前にして、長年の夢を手放した。
最初から叶えるための場所を間違えてしまい、でもトントン拍子に進んでしまい、
ここを逃したら後がないと思い込んで自分の気持ちを見ないふりして、
周囲からも「なんか違わない?」と言われながらも適当に流していた。
でもいざ叶う段階にきて、急に「これをやり続けるのか?」と冷静になって
目の前にある夢の肩書きが急にくすんで見えた。自分の望むものが見えなかった。
もはや夢と自分をつなぎとめるものは「夢のために努力をしてきた」という
手放してみたら思いの外楽だった。
「してみたかったけどできなかったこと」に充てられる。
数年会っていなかった友達と会って、それから頻繁に遊ぶようにもなった。
夢以外に時間を使うことに罪悪感をおぼえなくなった。
ちょっと前までは散々「ここを逃したら後がない」と思い込んでいたけど、