これはタイミングよくゲームを終了させることで敗北を無効化させる技術である。
悪用されては困るので具体的なタイミングは書かないが実際にこれは行われている。
このゲームをプレイした事がある人はこのゲームの切断頻度が異常な事に気づくだろう。
負けた腹いせ。
考えられる要因は複数あるがそれでも同じ系統の他のゲームと比べて明らかに回数が多い。
その正体は切断による敗北無効にあるのだ。
「切断」が大きな効果を発揮するのはランク戦と2pick(リミテッドドラフトモード。ハースストーンにおけるアリーナ)だ。
ランクでこれが成功すれば勝率100%(流石に毎回は難しいだろうから少しは下がるだろうが)で突き進むことが出来て簡単にランクが上がる。
特に今月からはランキング上位になると報酬が与えられるようになったので切断の頻度が上昇している。
ゲームにおいて特別な事をする必要はなく普通に試合をして負けそうになった時に「切断」を使えばいいだけなのだからそりゃ増える。
やる理由がないうちはやらなかった人が次々に手を出している。
5回戦って一度も負けなければ結構な量のゲーム内マネーが手に入り無限にこのモードを回す事が出来る。
ここで「切断」を使って負けた試合を無かったことにし勝つまで試合を続けることができればアリーナ全勝の報酬を貰える確率はグッと高まる。
abemaが問題を起こしたことでシャドウバースまで風評被害を受けた事は残念に思う。
ネット住民のよく調べもせずに何でも叩いて回る性質についても残念に思う。
そしていまだにその話題でちょもすちょもすと暴れまわっている人達の頭も残念だ。
だが「シャドウバースは問題のあるゲームである」という指摘だけは間違っていない。
その理由は運営している会社がアソコだからではなくこのゲームにまかり通るこの「切断」が未だに放置されているからだ。
このゲームが始まった当初から問題になっていたこの問題に運営はいつ対処するのだろうか。
アリーナが始まって少し立った頃に報酬を下げられたことがあるが今思えばあれは「我々は切断に対処することが出来ません」という白旗だったのかも知れない。
通常の勝率でなら問題なかった報酬の配分に「切断」が加われば本来あるはずだった黒星が消え白星だけが残ることになる。
そうなれば当然プレイヤー全体における報酬の量が入場料を大きく上回ってしまう。
そこでやるべきは「切断」が出来なくすることだったはずなのだが、サイゲームスが選んだのは報酬を下げることだった。
という話だ。
「切断」への対処を出来ないまま半年が過ぎ未だに知らん顔をしている態度に問題がある。
もしかしたらサイゲームスという会社は本当に駄目な会社なのかも知れない。
今更ながらにそう思えてきてしまった。
その点ハースストーンは切断しても、単に切断している間は何の操作もしていないという扱いになるだけだもんな。 (持ち時間は当然減るし、時間が尽きれば何もせずに相手のターンに...